タイガー＆ドラゴン 三枚起請（さんまいきしょう）

ＤＶＤ借りてしまった。もう本格的にハマってます。
うちのダンナが実は落語大好きだって２０年ぶりに判明。
というわけで、彼もとっても楽しみにしているみたいです。

原宿のカレー屋でヒロシ扮するデスキヨシをみかけて
そこに偶然居合わせた虎児と竜二が
それぞれ別の場所で別の相手にその話をします。

竜二はおもしろおかしく笑いをとりながら話す
虎児は話が全然おもしろくない。
しかも笑いどころに全く気づいていないので
「ナンかないか？ってところで
本物のナンを出すところが笑うところでしたね」
と指摘されてしまう始末。
ここまででもうタイガー＆ドラゴンの世界に入り込んでしまう。
笑える笑える。

 

笑うことも笑わせることも
自分の人生に必要ないと思っていた虎児が
どん兵衛の落語をきいて笑いを取り戻し
「俺は粋で乙な男になりてぇんだよ」
と弟子入りを志願します。

どん兵衛はヤクザに噺家なんてムリと逃げ回りますが
結局は借金がある弱みで引き受けます。

虎児は土下座して志願する、どん兵衛は逃げ回る
噺家になるのはムリだと、蕎麦屋とおでん屋を通して、
虎児とみている私たちに説明していく。
クドカンの脚本はほんとうにうまいです。

弟子入りを許されて小虎という名前を貰い、
「師匠」と言ったとたんに
カプセルホテルにいる他の客達から
盛大な拍手をうけるところもいいですね

落語を憶えるのに苦労している小虎に
「予備知識がないと落語は難しい。
小虎なりの落語をやればいいんじゃないか」
という師匠はほんとうにいい人。
小虎を見捨てたりしない。
で、メグミにからむ五枚起請のお話になっていくわけです。

この話ではＷ竜兄弟は仲が悪いのね。
竜二は二年間も家に帰ってないみたいだし
「自分が追い込まれていくような時って、
この話をおもしろおかしく人にしゃべりたいって思う。
それにはまだ足りないまだおもしろくないって思うんだよね」
やっぱり竜二はそーゆー人なんだ。
積極的にもめ事にまきこまれていく
面倒なひとだよね。

５/１９の朝日新聞の朝刊にドラマ評みたいなのが載っていた。
「クドカンの脚本テクニックは
巧妙さとスピード感において他の追随を許さない」
「登場人物の複雑な心の振れ方は、
シャイな人間には、たまらないリアルと映る」

長瀬くんのことも
「そこにきて虎児を演じる長瀬の迷いのない演技である」
とかいている。本当にそのとうりだと思います。

毎週こういうドラマが見られるなんて幸せでございます。

タグ：クドカン

コメント 2

[ニコニコ]今さらではございますがTBさせて頂きました[汗汗]
ご存知かとも思いましたが手土産を[プレゼント]持参。

http://www.1101.com/TandD/index.html

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　よろしければオヒトツ[ラブラブハート]
by おきざりスゥ。 (2007-03-14 00:52) 

＞スゥ。さん
糸井さんたちの座談会を読んで またまた思い出し
(´；ω；`)ブワッでございました[汗汗]
子虎とどん兵衛さんたちにまたお会いしたいです[ラブラブハート]
nice!とコメントありがとうございました♪
by miyuco (2007-03-14 15:18)