ライブエイトの開催目的 [洋楽]
音楽イベントに目を奪われて、開催目的を忘れそうになってしまう。
きのうのNHK「クローズアップ現代」<アフリカ・貧困の実態 救援策>を見て反省しました。
「英スコットランドで行われるG8サミットに先駆け、先進国の首脳に
アフリカの債務帳消しや援助増額を訴えるために開催される」
アフリカ諸国ではエイズでの死亡者数が二千万人ともいわれているそうです。
親がエイズで死んでしまえば、子供達はストリートチルドレンとなって路上に溢れ出す。
(アジア太平洋地域のエイズ孤児は推定で約150万人とユニセフが推計発表)
ストリートチルドレンの平均寿命は「14才」という説があるそうです。
たった14年間の命・・・それも家庭ではなく路上で暮らして死んでいく。
何かやりたい事はあるのかと聞かれると「勉強したい」と答える。
内戦の続くアフリカでは、拉致された末に少年兵として前線で戦わされるケースも多いそうです。
あるいは少年奴隷として綿花やコーヒーの大規模農園で働かされる。
奴隷なんてもうないと思っていたのに・・・
大きなお金を使って、橋を架ける、高度な設備を持つ工場を建てる
でも・・・現地ではそれを活用できずに宝の持ち腐れになってしまっている。
主要な働き手や、人材を育てる役目を担うはずの教師がエイズでどんどん死んでしまう現状では
社会全体が動いていかないでしょう。
「クローズアップ現代」の中でも言っていたけれど、まず子供達を救うための施設を作る。
人を育てる。そこから始めないと現状は変えられない。
そこには政治的な派手さはないけれど、何よりも大事なことではないのでしょうか。
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