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君が僕につき通してた嘘 「and I love you」 [music]

Mr. Childrenのファンサイトを覗いていると、
[君が僕につき通していた嘘とは何だと思いますか]
あるいは「飛べるよ君にも・・・」にも関わらず
「もう一人きりじゃ飛べない 君が僕を軽くしているから」
と言っているのは何故だろう という問いかけがあります。
それに答える人たちのコメントがとてもおもしろくて心地よいです。


歌詞の意味を細かく分析したり、矛盾をついたりするのが、
あまり意味を持たない場合があります。
井上陽水の曲のように言葉遊びで言葉の響きを楽しみながら
雰囲気を伝える歌詞がありますからね。
ボブ・ディランやポール・サイモンなどの歌詞は
韻を踏むのが最優先になっていて、
陽水もそれに近い感じがします。
「and I love you」はそういった類の曲ではないので、
歌詞を考えるのは意味のあることだと思います。
で、私も考えてみました。

飛べるよ 君にも
羽を広げてごらんよ
一緒に行こう さぁ準備を
ほら 早くしておいでよ
はぐれずに付いて来れるかい?僕に

この部分の歌詞が嫌いです。
この部分こそが「君には従順を 僕には優しさを互いに演じさせて 疲れてしまう」
やりとりなのだと思います
そんな事はもうやめよう

付いて来れるかいではなくて 一緒に超えてくれるかい と対等に呼びかけている。 
もう一人きりじゃ飛べない 君が僕を軽くしてるから 
君が僕を軽くしてくれなければ飛ぶこともできない 
君に従順を演じさせることなんて必要ない 
君に想いが強く向くほど 臆病になるのが分かって 素直には認められなくて

君が僕につき通してた嘘 とは 互いに演じさせていたにも関わらず
そうではないフリをしていたことだと思う。
相手が自分に望んでいることに応えるように優しさを演じていたこと。
自分の本当の気持ちを見せずにいたことだと思います。
これが私の解釈です。
付け加えるならば<君>が優しい人ではないという事ではなくて、
自然に心からわき上がってくる優しさと、
望みに応えるかたちの優しさは違うということだと思う。
でも大切な人の望みに応えてあげたいという気持ちも恋愛感情の表現だし・・・
それを切り捨てることもできないけれど
彼女の浮気というような現実的な裏切りだという意見も見ましたし、
いろいろ想像できる言葉ではありますね。
曲を聴いて、その印象で解釈していているだけで、
歌詞の意味をはっきりと言葉にして考えたことはありませんでした。
それで、わかったつもりでいる事が多いけれど、
若い人たちが柔らかい心でいろいろと考えているのを読むと、とても新鮮です
国語の授業は嫌いかもしれないけれど、言葉ってとてもおもしろいよね。


タグ:ミスチル
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