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甲斐バンド、昔、大好きだった [music]

大森信和さんがお亡くなりになってから、
もう一年経ってしまいました。
SMAP ×SMAP に出演した甲斐よしひろのバックに、
松藤 がいるのに、大森信和がいない。
その時に、彼がお亡くなりになった事を初めて実感しました。
1951年9月生まれ 2004年7月5日逝去 享年52歳

甲斐バンドについて書くのはとても難しい
若い頃の自分を客観的に見ることが、
いくつになっても難しいのと同じ意味で。
最近になって同年代の方のブログを読む機会が増えると、
甲斐バンドについて書かれている文章を
目にすることが多くなりました。
そうなると自分でも書いてみたくなりまして・・・ 

甲斐よしひろを最初に知ったのは、
多分セイヤングを聴いていたからだと思う。
ピンクレディーの「カルメン77」を
初めて聴いたのがこの番組だったので、
高校二年生の頃です。
(こんなことがナゼか印象に残っている・・・)

でも、もしかしたら、NHKラジオの
「若いこだま」(すごいネーミング)を
聴いていたからかもしれない。
村上龍がパーソナリティーをしていたのを覚えています
(ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲なんかを流していましたね。
中上健次がゲストに来てカラオケで歌っていた。2人とも若かった)
甲斐よしひろも違う曜日の担当だったような気がする。

当時の少女コミックには
歌詞にカラーイラストをつけたページがよく載っていました。
「ダニーボーイに耳をふさいで」の歌詞に
牧野和子さんが描いたイラストがとても好きで、
長く手元に置いてありましたね。
・・・甲斐バンドというより単なる昔話になっているような気が・・・

「氷のくちびる」が大好きだった。
私にとってはここからが始まりだったと思う。

NHK・FMの「サウンドストリート」も最初から聴いていました。
この番組で流れる曲は本当にバラエティーに富んでいて、
とても刺激的でした。
「勝手にシンドバッド」「嵐の金曜日」「アンジェリーナ」
どれも最初に聴いたのはこの番組です。

尾崎豊の「15の夜」を流すときに
凄い新人が現れたと言っていたのを覚えています。
甲斐よしひろの、強気な発言と
繊細な感受性が窺われる発言が混じった
個性的な喋りを聞いているのが大好きだった。
彼は無邪気に人と関わっていける方で、
その無防備な手の広げ方が、当時の私にはまぶしかったな。
(10代の内向的な人間でしたから・・・)

「今夜のこのコンサートに来てくれた全ての人達と、
それから逝ってしまったジョン・レノンのために」
で始まる「100万$ナイト」 
1980年12月9日、武道館にいました。
でもこの曲は全然頭に入ってこなかった。
「逝ってしまった」って何なの?

日本ではジョン・レノンが射殺された日は9日になるんですね。
この日のライブは後日
NHKの「ヤングミュージックショー」で放映されました。

甲斐バンドはライブバンドでした。
一年間で圧倒的なライブをこなしていました。
美しい照明、光と影のステージで演奏される「100万$ナイト」
幻想的できれいだった。

時は流れ、我が家にインターネットという
おもちゃがやって来ました。
これは、パンドラの箱でもあります。
甲斐よしひろに対する誹謗中傷渦巻くコメントを
見てしまったりするわけです。
要するにパクリというか引用元があるというか・・・

ウーン確かに、
ボブ・ディランだって何かのドラマのワンシーンに似た
イメージの歌詞を書いているなんて言って
チラッと弁明していたのを聞いたことがあるような・・・
そのへんを知りたい方は「Kai Band in 2ch Guide」をご覧ください。
「編集・甲斐は死んじゃあいない」となっている冷静なサイトです。
私はおもしろく拝見しました。

甲斐よしひろのあの当時の歌詞の一部が
アレンジでしかないとしても、
日本語をメロディーに載せたひとつの楽曲として存在して、
それを大好きだった私のような人間がいた。
感動させる力を持っていたことは事実です。

「氷のくちびる」のサビの部分が
「ホテル・カリフォルニア」のラストの有名なギターに
似ていることに最近まで気がつかなかった自分には、
ちょっとあきれましが・・・

↓ 若き日の余貴美子さんだったこと今頃知りました・・・
  (2013年追記)

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コメント 4

oka-ka-i-love-rock

私も甲斐バンドが大好きでした。
「HERO」からの後追いですが、めちゃくちゃ夢中になっていました。
私もこのアルバムが大好きです。
大森さんと甲斐さんが並んでいますね。
大森さん、無くなられていたって、知りませんでした。
もうあのメンバーでの演奏は聴く事が出来ないんですね....
残念です。
by oka-ka-i-love-rock (2005-08-30 23:02) 

miyuco

甲斐バンドについて書いてあるブログでも、大森さんがお亡くなりになったことをご存知ではないように思える文章があります。そういうのを読むと、悲しい。
私もリアルタイムで知ったわけではありませんが・・・
私に出来ることは、自分で文章にする事くらいかなと思いました。
ステージでの甲斐よしひろは本当にストイックに輝いていましたね。あの声がまた胸に沁みるわけです。本当に好きだった。
おかあかさん、コメントありがとうございます。
by miyuco (2005-08-31 07:59) 

deacon_blue

☆ 記事のリンクで来ました。ここに書いている「懐邦板」は,見るのも痛々しい状況だったのを覚えています。今も続いているようですが,あの板は全体的に寒すぎる[雪]。だから殆ど見に行くこともありません。

☆ 考えていることはあります。ただ,このブログにも書いてもいいのかどうか分からない。だからあたし自身のブログにも書けないのかもしれません。[ZZZ]多少不完全燃焼なコメントでごめんなさい。[ぴゅ~]
by deacon_blue (2007-06-25 21:14) 

miyuco

>deacon_blueさん
甲斐バンドについて書くのは難しい。
某巨大掲示板で顕著なように
手軽に叩ける材料がありすぎる。
私は自分のブログが音楽レビュー主体ではない
過疎ブログであることに甘えて書いたところがあります[汗汗]
deacon_blueさんのお気持ちはよくわかります。

「懐邦板」は論外ですが「邦楽(ソロ男)」のほうは
同感できる文章があったりします。
(雑音を無視する忍耐が必要ですが)
あそこに行くと甲斐バンドを好きな人は多かったんだなと
思います。アンチも知識があるもの^^;
nice!とコメントありがとうございました♪
by miyuco (2007-06-26 10:49) 

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