ＢＯØＷＹ 伝説は終わりそうにない

布袋ベスト盤でＢＯØＷＹカバー
「布袋寅泰（４３）が、伝説のバンド「ＢＯØＷＹ」で
音楽活動をスタートさせてから２５年を記念したベスト盤を
１２月７日に発売する。
「ＡＬＬ　ＴＩＭＥ　ＳＵＰＥＲ　ＢＥＳＴ」のタイトルで、
ＢＯØＷＹ、ＣＯＭＰＬＥＸ、ソロになってからの３時代を網羅した
初の選曲集になる。
特に、ＢＯØＷＹ時代の歌を初めてセルフカバーしており、
話題を集めそうだ」

ＢＯØＷＹ「ＢＡＤ　ＦＥＥＬＩＮＧ」、ＣＯＭＰＬＥＸの「ＢＥ　ＭＹ　ＢＡＢＹ」も
布袋くんが歌うってこと？
う～ん、どうなっちゃうんだろう・・・

２５年？私が初めて彼らのライブを見てからでも
２０年近く経ってしまったんだ。
ＢＯØＷＹのステージを初めて見たのは、
１９８６年６月１日新宿厚生年金会館
「GO!GO! LOFT  10 YEARS  ANNIVERSARY」
新宿ロフト１０周年記念コンサート。

実はＢＯØＷＹのことはよく知らなくて、
目的はルースターズでした。
大江慎也がもしかすると来るかもしれないけれど、
多分ムリだろうという状況でした。
結局は花田裕之がボーカルをとっていましたが。

ＢＯØＷＹはものすごいインパクトでした。
とてつもなくエネルギッシュで、ステージが狭く感じた。
氷室京介のカリスマ性は紛れもなく輝き、
布袋寅泰は愛用機種テレキャスター（フェンダー製ＨＯＴＥＩモデル）を
弾きながら暴れていました。
彼が着ていたジャンプスーツのような衣装と、
ギターに入っている模様がお揃いで、カッコよかった。
まさに上り調子の野心に満ちあふれていたＢＯØＷＹでした。
しかも完成されていて、きっと初めて彼らのステージを見た人は
私のように衝撃を受けたんじゃないのかな。
素晴らしかった。

演奏した曲までは覚えていないけれど、
「JUST A HERO」は発売されていたので、
「BAD FEELING」　「IMAGE DOWN」　「NO.NEW YORK」　
このあたりを演奏したのかもしれない。
「1994(LABEL OF COMPLEX)」
私はこの曲が大好きなのですが、ここで聴いたような気がする。

８月４日、新宿都有３号地（現・都庁のあたり）での
「ウォーターロックフェス」
これはＮＨＫで放映されました。多分どこかにテープがあるはず。
山下久美子、吉川晃司、大沢誉志幸などがゲストで、
ゲストのパートもＢＯØＷＹが演奏しました。
吉川晃司と氷室、二人がボーカルをとった
「1994(LABEL OF COMPLEX)」が
すご～くよかったんですよ。
嵐の中のこのイベントに、私は行けなかった。
友達に話を聞いて、ものすごくものすごく後悔しました。
だからビデオテープも大事にとってあります。

その後は、ラストの東京ドームまで、ライブには随分行きました。
１９８８年４月の東京ドームはお腹に長男がいたので、辛かったな。

彼らがスターダムを駆け上がってから解散までは、
本当にあっという間でした。
「俺たちは、まだまだ伝説なんかになんねぇぞ！」
最後のライブで氷室は叫んだけれど、これより鮮やかな伝説なんて、
日本の音楽シーンで見たことがありません。

ボーカル・氷室京介、ギター・布袋寅泰、
この二人が同じバンドに存在したなんて
今でも、奇跡としか思えない。