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『耳をすませば』また観てしまった… [日本映画]

10日に『耳をすませば』がTV放映されていました。
「な~んかこれって観ているこっちが恥ずかしくなちゃうんだよね~」
と嬉しそうに語る高校生の息子の友達。たしかにその通り。
こんなこと言いながらも、きっと彼は今回の放送も観ていると思う。

雫ちゃんのもとに王子さまが登場するストーリー。
導いてくれるのは、図書館の貸し出しカードと目つきの悪いネコ。
このラブリーなネコが好き。あちこちの家を渡り歩き、「おタマ」とか「ウタ」とか
いろいろな名前を持っている。聖司には「ムーン」と呼ばれています。
つらいときの雫に寄り添ってくれるネコです。
自分は彼にふさわしい人間なのかととまどい、もしそうではなければふさわしくなりたいと
一生懸命、「自分のやりたいこと」を探す。自転車で走り出す「ハチクロ」の竹本くんのようです。
坂を上る聖司の自転車の荷台から飛び降りて、「お荷物なんかになりたくないの」と言います。
ラストの「結婚しよう
これから先ずっと一緒にいたいという気持ちは、結婚しようという言葉になるんですね。

中学三年生の雫が
「わたし、最近素直じゃないの。本を読んでも本当はこんなにうまくいくわけない、
って思ってしまう」と言います。
「こんなにうまくいくわけない」けど「こんなふうに、うまくいくといいな」と思う
これは、そんな映画ですね。とても愛されている映画です。
オリビア・ニュートン・ジョンの「カントリーロード」1972年の発売当時はあまり好きじゃなかったのに、この映画を観てから好きになりました。雫の訳詞もとてもいいですね。
聖司のバイオリンとおじいさんたちとの演奏シーンはすてきです。

雫が住んでいる住宅。たぶん都内の公団住宅。なつかしいです。よく遊びに行きました。
すれ違うと肩がぶつかりそうになる狭い階段。
雫の父親は上から人が降りてくるのを踊り場で待っていましたね。
東京の多摩地域の風景が映画のなかにあります。

雫の住んでいるところは坂が多い。
私も坂が多いところに住んでいます。急な坂を自転車で下りていくのがとても気持ちいい。
中学、高校と、教室の窓からは富士山が見えていました。当たり前のように。
いま住んでいる所からは富士山が見えない。引っ越してきてそれがとても残念でした。
ときどき電車から富士山が見えると何だかすごく嬉しい

ウチの15歳は、私がTVを見ている間、ずーっとコタツで爆睡
蹴っ飛ばしても何しても、まったく起きませんでした…
(彼は昨晩、卒業文集に載せる作文を書くために完徹だったらしい。
彼の書いたステキすぎる作文は後日アップしてしまおうと思ってます。はぅ(〃´o`)=3 )

耳をすませば

耳をすませば

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2002/05/24
  • メディア: DVD

 


タグ:ジブリ
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コメント 10

takepii

ここまで、考える15歳ってすごいですよね。でも、事実本当の15歳ならば、
雫や聖司のように自分の思うもどかしさをうまく言葉にできないと思う。でも、何度見てもいいですね。自分のその時代を思い出せる映画だと思います。
by takepii (2006-03-13 22:40) 

ジブリは何度観ても新しいですね。
Everlyのストリートではジブリ・コーナーもあり、カントリー・ロードも
演奏されます。2ndアルバムにも収録されます。
私はアニメも和モノが好きですね。「思い出ぽろぽろ」とか。
いまだハウルは観ていませんから^^;;
by (2006-03-14 01:01) 

おきざりスゥ

           100nice!達成おめでとうございます!!
☆★,。・*: シャンシャン゛8(^-^゛8)(゛8^-^)8゙シャンシャン*..*☆:・'・.*:☆
by おきざりスゥ (2006-03-14 01:44) 

miyuco

>takepiiさん
15歳の心の中にはこういった部分も確かにあると思います。
仰るとおり彼らは言葉にしたり表現することがうまくできないけれど
揺れ動く気持ちは雫と重なると思います。
本当に愛されている映画ですよね。
nice!とコメントありがとうございます♪
by miyuco (2006-03-14 09:47) 

miyuco

>松matsuさん
Everlyのカントリー・ロード聴きたいです♪
バイオリンとチェロ、ステキでしょうね。
100個目のnice!、ありがとうございます(≧∇≦)
by miyuco (2006-03-14 09:52) 

miyuco

>おきざりスゥ さん
気づいてくださってありがとうございます(*≧v≦) 
by miyuco (2006-03-14 09:53) 

綺華

この間コメント書いてる最中に夫が帰ってきちゃって・・・・(笑)
送信しないで消しちゃったみたいです・・・・アホだわ。

確か、
自分も昔は「雫」だった頃があるはずなのに、忘れてしまっていて
この映画を観るとそれを思い出すから恥ずかしい・・・と
書いたはず(笑)
でも、私もまた見てしまいました。
by 綺華 (2006-03-15 12:41) 

miyuco

>ayakaさん
雫の部分は誰のなかにもきっとあるんですよね。
ウチやayakaさんの次男くんのなかにも、きっと。
雫の両親のように子供を信じて見守る親になりたいけれど
なかなかうまくいきません(><。)。。
同じ映画を観ても、観ているときの状況が変わると
違う視点で見てしまうものなんだなと今回は思いました。
コメントありがとうございます♪
by miyuco (2006-03-15 18:05) 

スゥ。

コンピューター処理の今と違って貸出カードに名前を見る事のできた頃ですね。
(雫は偶然からでしたが)私の場合憧れた読書家の上級のお姉さまの名前を探して追いかけました。少しでも会話のきっかけになれば、と。
(『バナナブレットのプディング』にも似た挿話がありましたね。
同じ本を読んで同じ箇所でためいきをつきたいって思う…)
やっぱり気恥ずかしい記憶ですが大切な思い出でもあります。

今だとストーカー規正法とか個人情報保護法とかに抵触しますかしら?
部屋へ遊びに行ったら棚の本全部にカバーを掛けてた男の子もいました。
頭の中を覗かれるみたいで厭だからって云ってましたっけ。
by スゥ。 (2006-03-19 22:24) 

miyuco

>スゥ。さん
中学校の図書室はいまだに貸し出しカードを使ってるみたいですね。
自分と好みの似ている人はどんな人かなってやっぱり気になりますよね。
この映画で貸し出しカードのエピソードを見たときに
わたしは内田善美の「空の色に似ている」を思い出しました。
できればスゥ。さんとかスニ氏の貸し出しカードを見てみたいですね(*^^*)   (sknysさんは彼のブログよりここに残したコメントのほうがおもしろいと思う
な~んて言ったら絶対に怒られますよね^^;)
by miyuco (2006-03-20 14:38) 

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