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DVD『ハチミツとクローバー』 [日本映画]

蒼井優ってすごい女優さんですね。
はぐちゃんを実写で演じられるひとがいるなんて。
原作では小さい女の子はぐみちゃん。
蒼井優は160㎝くらいありそうなのでどうなるのかと思っていたら
違和感なかった。
周りの役者さんを長身の方で固めたからかもしれないけど。

一歩引いてるかんじとか、
一呼吸おいてから話し始める様子とか
とても自然で、はぐちゃんらしくてよかったな。

原作のハチクロの世界を再構築した映画でした。
エピソードとか登場人物同士の親密さとかが
原作とは微妙に違っている。
その微妙な距離感が私にはとても大きく思えた。
別物と割り切ることもできない。


森田とはぐちゃんがひとつの大きなキャンバスに
ふたりで絵の具を塗っていくのは、ありなのかな。
あの二人がお遊びでも共同作業をするとは思えないけど。

はぐを動揺させる森田との海辺のシーン。
映画では気まぐれではぐの心をかきまわす
身勝手な行動のように見えてしまう。

森田さんも真山もあゆも、どこか抜けていて憎めないところが
原作にはあったのに、映画では魅力半減です。
ビジュアル的には三人ともかっこいいです。
あゆを演じる関めぐみのすらりとした姿はとてもきれい。
毬男と類二も出てきました。演じている方、楽しそうだった。

竹本くん。
高校生まで過ごしていた故郷では
ひとりぼっちと感じるときがしばしばあった
という部分が全く描かれていない。
それがないから、みんなで過ごす今を
とても愛おしいと思っている気持ちが
うまく伝わってこないような気がする。

それでも、ジーンときてしまった。
「逃げたら みんな無かったことになってしまう」
竹本くんが海にたどり着いてそんなふうに思う場面。
真山の背中であゆが泣きながら言う言葉に、真山が返した
「ありがとう」
ラスト、はぐちゃんの笑顔と
「ありがとう」

ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産)

ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産)

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/01/12
  • メディア: DVD

原作のおんぼろアパートの外観がそのまま出てきた
けれど、なぜか花本先生とはぐが住んでいた…

 


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コメント 4

snorita

そうですか、映画見られなかったのですが、Amazonでの購入おすすめでしょうか。コミックの方は、終りかたも良かったので、思い入れも結構あるのですが・・。
by snorita (2007-04-11 17:11) 

miyuco

Amazonでも好意的なコメントが少ないようです。
森田さんが私にはダメだった。ビジュアル的にはかっこいいけど。
あの破天荒なくせにふっと優しい憎めないところが
映画からは感じられなくて残念でした。
天才っぷりが強調されすぎてたしお兄さんも出てこないし。
原作ファンにはあまりお勧めできないです[汗汗]
蒼井優が演じるはぐちゃんはすごく良いですよ!
by miyuco (2007-04-12 12:44) 

実は原作を読んでいなかったりします。
友人には勧められているのですが、大部なのでひるんでいて(ココはのだめと同じポイント)。
映画は純粋に蒼井優ファンとして観ました。
台詞がとても少なくて、表情と動きだけであんなに雄弁なんて、凄いぞ、と。カワイイし。
そもそも絵を描くというのは、とても敏感じゃないとダメだと思うのです。しかも天才少女なのですよね?演じるのは難しいだろうな、と。
伊勢谷さんとふざけて絵を描いているシーンは楽しくて好きでした。
原作ファンにはオススメではないんですか?映画としては私は結構好きでしたけど。これから読もうと思っているのですが…。あう。
by (2007-04-21 01:03) 

miyuco

☆原作、読んだほうがいいですよ!熱烈オススメ!
特に三巻まではとてつもなく素晴らしい[ラブラブハート]
(それ以降も好きだけど)

私は原作のある映画に一言いってしまうタイプなのかな(v_v。)
何も言わなかったのは映画「デスノート」とドラマの「のだめ」だけかも…
ふたりで絵を描くシーンは時間に制約がある映画では
距離が縮まっていくエピソードで必要な部分ですよね。
うっ、余計なこと書いちゃった…
nice!とコメントありがとうございました♪
by miyuco (2007-04-21 16:46) 

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