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「翳りゆく部屋」 エレファントカシマシ [music review]

「僕らの音楽」にエレファントカシマシが出ていた。
[今宵の月のように][翳りゆく部屋][桜の花、舞い上がる道を]
ボーカル宮本浩次がかみつくような顔で歌っているのを見ると
なんだかうれしくなる。
ペース配分をまったく考えずに
長距離を最初から全力疾走しているみたいだ
計算なんかしない、そんなの出来ない、
力を振り絞るだけだと言ってるように見える。

[桜の花、舞い上がる道を]
作曲に蔦谷好位置の名前がクレジットされていた。
この人が書くYUKIの曲もそうだけど
音域が広く設定されていて
音が急にポーンと高いところに飛んでいく
下手な人にはとても歌えない
それを軽々とクリアしてしかもパワフルに歌い上げて
すごく魅力的だった。
かっこよかった!

「翳りゆく部屋」荒井由実の曲 1976年リリース
パイプオルガンではじまるこの曲は当時からずっと大好きでした。
エレカシのロックな「翳りゆく部屋」 すごくよかった!

http://jp.youtube.com/watch?v=sCuN_G2REOE

宮本浩次はこの曲の大ファンなのだそうです。
愛情とリスペクト感があふれていていいですね。
なんでこうなっちゃったんだよ、と叫んでいるように感じる。
ユーミンの歌から感じるあきらめのような気配はあまりない。
でもこの曲の持つ繊細な雰囲気は感じられる。

名曲としかいいようがない力を持った曲です。
最も高い音が濁音なので、
大人たちにいろいろと言われたということです。
「どんな運命 愛を遠ざけたの」
最近この話を聞いて驚いた。
私は30年もここを濁点ではなく
「運命」だと勘違いしていたのでした^^;

椎名林檎のバージョンも好き。
ユーミンのようにクールではなく、悲しそうな印象が残ります。
http://jp.youtube.com/watch?v=W8WcQNjse0o

最近のカバー曲の氾濫があんまり好きじゃない。
カバーするなら大勢の人が知ってる曲の方がいいと思って
なんて売れてる人が言ってるのを聞くと、
ヒット曲にのってるだけじゃないと言いたくなる。
思い入れはとくにないのね、
だからどの曲もみんな同じようなテイストで唄っているわけだ。
魂いれてほしいです。

エレカシのステージを一回だけ見たことがある。
RCサクセションとストリートスライダースも出ていた。
倉庫のような場所だと記憶しているけれど定かではない。
ずっと引っ掛かってたけど、ネットで調べてみたらわかった。
1988年4月、場所は汐留PIT
…汐留PIT、そんなとこ行ったっけ?っていうかそこどこ?
どうやら今はもう存在しないらしい。
1988年4月って、すでにニンプだったのに
あちこち元気にほっつき歩いてたのね。

ニコ動で映像を発見
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1794695
そうそう金子マリが出ていた。
エレカシは前座扱いだったので放送されなかったようです。

このとき、宮本浩次はなんだかすさんだ感じで暴言を吐いて
客席を敵に回していた。私はへんてこなヤツだなと思って見ていた。
その様子がこちらのページに載っている。
http://takitzzz.6.dtiblog.com/blog-entry-168.html
「RCで踊ってろ!」
うん、確かにこう言ってた。
「帰れ~」
なんて目立ちたがりのケーハクそうな男がヤジを飛ばしたから。
清志郎は自分たちのステージで「みんな仲良くやろうぜ」なんて
言ってたような気がする。

「HEY!HEY!HEY!」に出演して
ダウンタウンとわけわかんない会話をする人が
あの時のエレカシとは結びつかなくて首をひねりました
でもあのチンピラ風味のにーちゃんがずっとがんばっていたと知って
何だかうれしかったりしました。(おばさん目線)

桜の花、舞い上がる道を(初回盤B)(DVD付)

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  • アーティスト: エレファントカシマシ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル シグマ
  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: CD


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