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映画 『DIVE!!ダイブ』 [日本映画]

コンクリートドラゴンはあんなに高いのね。
10mという高さの恐ろしさを実感できました。
「高さ10m、わずか1、8秒」
本を読むよりも映像の方がわかりやすい。

森絵都の原作は大好きな作品です。
登場人物がイメージ通りでうれしい!
脚本協力で森絵都の名前がクレジットされています。
そのせいなのか、映画化するとよくある
「原作の人物設定ならこのセリフはいかがなものか」
という部分は一切ありません。

幸福な映画化でした。
これはオリンピックイヤーに公開されるべき作品ですよね。

沖津飛沫を演じる溝端淳平くん
スチール写真を見たときはちょっとワイルドさが足りないかな
と思いましたがスクリーンでは十分野性的な飛沫でありました。

知季を演じる林遣都くん
なにこのきらきらした男の子!?
「ダイヤモンドの瞳」
それをビジュアル面でも感じさせるお顔です。
私服や制服のときにはどこにでもいる中学生に見えて
そこがまたよかったです。
「オレの彼女なのに」
と弟につかみかかろうとする半泣きの表情は
フツーの子でした。
それがコンクリートドラゴンに立った瞬間に
きりりとしたアスリートの顔になる。

原作の要一はいつでも冷静でストイックで
小憎らしいところがありましたが(そこがまたいいんですけど)
池松壮亮くん演じる映画の要一は
原作ほどクールではありませんでした。
練習帰りに「お腹空いたから食べるんだ!」という感じで
コーラを片手にクレープをパクついてる知季
(ウエイトコントロールなんて考えもしない)
その前でミネラルウォーターだけを飲んでいる要一はクールだった^^

瀬戸朝香は原作に「猫の瞳」と表現される女コーチに
ぴったりです。かっこいいよね。
原作はもっともっと強烈だったけど。

要一の父、富士谷コーチの光石研もイメージ通り。
父親としては息子に対してちょっと逃げ腰。
「父親>コーチ」
一瞬だけそれを表に出したあの場面は大好きです。

原作の主要エピソードがもらさず入っていてお見事でした。
主人公たちも魅力的でとってもよかった。
元気をもらえます。

あっ、内容については何も書いてなかった…
過去記事で原作「DIVE!!」の感想を書いてますので
よろしければお読みになって下さいませ^^;
http://miyuco.blog.so-net.ne.jp/2006-07-28-1

080213_dive_main.jpg


タグ:森絵都
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