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『ウルトラミラクルラブストーリー』 [日本映画]

風変わりなラブストーリー
松山ケンイチが素晴らしい!
画面に登場する彼からいっときも目を離すことができない。
活き活きした無邪気な表情としなやかな動き
陽人はとてもとても魅力的でした。
毎日映画コンクール主演男優賞、おめでとう!

青森で農業を営む子どもみたいな青年、陽人(ようじん)は
東京からやって来た町子に恋をする。
好きな人を強く思う気持ちは信じられない奇跡を生んでいく。

セリフは全編を通して津軽弁。
ラジカセから流れる音声が謎の言語に聞こえて
某国のラジオ放送としか思えなかった。
(昔、タモリがよく真似していたアレです^^;)

陽人は津軽弁のマシンガントーク
ますますわかんなかった。
しかし、徐々に意味がスッとはいってくるようになる。
津軽弁のリズムが心地よくなってきます。

とあることがきっかけで陽人の体に変化が起きる。
「進化」と本人は言う。
町子先生が望む方向への進化だと思っている。
そうしてウルトラミラクルな事態になっていくわけです。

陽人と自転車をおした町子先生(麻生久美子)が歩く長回しの場面が2ヶ所
このときの二人の自然な演技が素晴らしい。
特に2回目の夜のシーン。
途中で陽人への魔法がとけて素の陽人に戻っていく
ワンシーンのなかで語り口調やしぐさが
あまりにも自然に変化することに感動しました。
すごいわ、松ケン。

陽人は脳の回路のつながり方が普通の人とはちょっと違う
いつも頭の中にヘリコプターの音が響いている
子どものようなふるまいとマシンガントーク
それがあるアクシデントの後ではなりをひそめる。
「静かだ」
目覚めた陽人がつぶやく。
きっと世界が一変したことでしょう。

回路が普通の人のようにつながった陽人
町子先生がその方がいいというならば
そうありつづけるようにがんばってみる。
行きつく先は生と死が混在する奇妙な事態。

不思議な映画でした。
死者は(陽人は)空気にとけ込んで存在し続けるのですね。

途中、ホラー映画になってしまってギクッとしました。
こういうの苦手です。
(やっぱり夢に出てきた。怖かった…)
でも、声と手の形でARATAだとすぐにわかった私って
気づかないだけで相当ARATAファンなのか?

町子が青森に来たのはカミサマと呼ばれる占い師に会うため。
事故で死んだ恋人の「首」が見つかってないから。

しかし陽人が残したモノには執着しない。
町子先生のなかで何かが変わったことがはっきりと分かる。
そんなラストシーン。

子どもたちがとてもよかった。
町子先生とアレでハンカチ落としを始めるこだわりのなさ。
子どもは生と死の狭間を漂う存在だから。
子どものような陽人も同じだったのかな。

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渡辺美佐子、藤田弓子、原田芳雄
ベテラン俳優さんたちの力は底知れない。

  • 鉄道マニアの原田芳雄はこの映画への出演にあたり、
    「大人気で予約殺到」のためプラチナ・チケットとなっている
    寝台特急カシオペアのチケット入手を条件としてあげた。
    製作会社はプロジェクトチームを作り、何とか入手に成功した。
    (Wikiより)

    …本当?大人げなくて笑っちゃう^^
    芳雄ちゃん大好き。
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    • 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
    • メディア: DVD


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