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『県庁おもてなし課』 有川浩 [読書]

有川浩の作品は導入部からトップギアで
あっという間に物語に引きこまれることが多い
でも、今回はなかなか入りこめなかった。
硬直した公務員の描き方がちょっとありきたりだったかな。

「土佐弁」も流ちょうに読めなかった…
いまいちリズミカルに変換できなくて難しかったです。

「パンダ誘致論」を唱えたスケールの大きい男
清遠和政が登場してから、グッとおもしろくなります。
やっぱり有川さんのお書きになる大人はカッコイイです!

高知県庁観光部に発足した「おもてなし課」
一番若い掛水史貴(入庁3年目・25歳)が
高知の観光PRに奮闘する物語です。

掛水くんの成長物語ではありますが
「おもてなし課」がいかにノウハウを獲得するか
というところがおもしろく、
ライトなビジネス書のようでした。

高知の魅力満載。
結果的に有川さんが観光特使の役割を
愛をこめて全うした一冊になっています。
高知ってそんなに海岸線が長いんだ~
知らなかった。

もちろんラブはあります。しかもふたつ。
これは掛水と多紀ちゃんだけでよかったかも。
佐和のキャラのいじらしさがうまく伝わってこないので
あまりかわいいと感じられなかったのが残念。
吉門と佐和のハッピーエンドは
はじめっから当然の成り行きだしね^^

掛水はもっと早く「多紀ちゃん」と
呼んであげればよかったのに。
あそこまで距離が近くなっている女の子を
不安にさせてはダメでしょう。
不自然だってば。
だからラストのカタルシスはいまいちでした。

おもしろかった。
しかし、有川さんの作品としては
ちょっと惜しいところがありました。
新聞連載という形式が足を引っぱったのかな。

*
*
*

馬路村でのおやすみの挨拶
「初めて重ねたときより少し長くなった。」P353
これは謎解きの言葉。
“きよとお”で佐和の手料理をごちそうになった帰り
「多分、同時に目を閉じた。」P265
…???意味深だけど…
これは接吻ということなのか?
という疑問が残ったのですがやっぱりそうだったのか。
あまりにもさりげなさ過ぎる描写だわね^^

県庁おもてなし課

県庁おもてなし課

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/03/29
  • メディア: 単行本


タグ:有川浩
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