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ザ・タイガース [music]

先週のNHK「songs」のザ・タイガース
沢田研二、岸部一徳、森本太郎、瞳みのる
世にも幸福そうに演奏する4人を見ていると
こちらまで楽しくなってきました。
きのうのライブには岸部シローも姿を見せたのですね。

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【ジュリー熱望!ザ・タイガース完全再結成】

グループサウンズブームを支えたザ・タイガースの後期メンバーが、1971年1月24日の解散から41年となった24日、ラストコンサートを行った東京・日本武道館に勢ぞろいした。歌手・沢田研二(63)の全国ツアー最終公演で、昨年9月からの4カ月間、全国を回った森本太郎(タロー=64)岸部一徳(サリー=65)、瞳みのる(ピー=65)に加え、69年からバンドに加わった岸部シロー(62)がゲスト出演した。
98年に患った脳梗塞の後遺症で歩行困難のシローが兄・一徳に両脇を抱えられ、ステージに登場すると、ファン1万3000人はすすり泣き。シローは「こんなステージに立てるなんて、夢のよう。すべてジュリーのおかげや」と涙し、ビージーズのカバー「若葉のころ」をつぶやくように披露した。
あと1人、いて欲しかった。「シーサイド・バウンド」など全26曲を熱唱した沢田は「命ある限り、全員そろってタイガース。近い将来、もう一度全員でやります」と宣言。「沢田のやり方が気に入らない」と今回は不参加だった、初期メンバーの加橋かつみ(トッポ=63)も合流した“フルメンバー”での再結成を約束した。
(デイリースポーツ)

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「songs」で久しぶりに聴いた沢田研二さんの声は
朗々と響いていた。
私が知っているきらびやかなジュリーのときより深みがある。
年齢をかさねると声量が落ちることが多いのに
まったく衰えずにさらに進化しているってすごい。
ふくよかな体型の賜物なのでしょうか。
(昔のファンにとっては残念なビジュアルだけど・・・)

加橋かつみさんのハイトーンボイスがないと
やっぱり物足りない。
あの声は絶対に欠かせない存在なのだと
あらためて感じました。

「若いころの仲間ともう一度一緒にバンドをやりたい」
プロ・アマ問わず、こんな風に願っている人たちが
どれほどいるんだろう。
でも、状況が許さないケースが多々あるのではないかな。
体調の問題、ねじれてしまってなかなかほどけない人間関係、
天国に旅立ってしまった人もいるかもしれない。
「songs」のタイガースも完全ではなかった。
それでも、ここにたどり着くのが簡単なことではなかったと
知っているので、ああ再結成できてよかったねと
しみじみ思ってしまうのでした。

「タイガースは僕らの体の中に
遺伝子みたいに入り込んでいる。
歌っていなくても自分の中で育っているというか
枯れないでずっと青々といるんだよね。」
ー「songs」よりー

沢田研二が現役でがんばってきたからこそ
タイガースは再結成できたのでしょう。
そしてがんばりつづけることができた原動力は
いつまでも「青々としている」思いだったのかもしれない。

もう一度やりたいという願いがかなって
さらに、それを待っていてくれたファンが
大勢いるなんて、幸福な人たちだなと思う。

タイガースが解散したとき私は10歳だった。
幼馴染女子のお姉さんが
解散コンサートに行ったこともあって
その熱狂ぶりを覚えている。
主だった曲は知っていたけれど特に興味はなかった。
ソロデビューしてからの沢田研二さんは大好きだったけど。

あの頃からずっといつかもう一度タイガースを見たいと
願い続けていたたくさんのファンの方々。
再結成、うれしかったでしょうね。

とてつもなく移り気な私は
ずっとファンでい続けるということができないので、
ちょっとうらやましいです。

以下、「songs」でのやりとりの一部を書きとめました。


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瞳「サリーが詞書いて ジュリーが詞書いて
ロング・グッバイ聞いたとき、うれしくて
やっぱり持つべきものは友達だなと
ぼくはまた音楽で結局はみんなとつながるんだと思ったわけ。
ぼくらはやっぱりまた音楽でつながるんだと。
希望の灯火をつけていただいた
だからその火を消さないようにがんばろうと。」

岸部「50代じゃあこういうこと考えなかったでしょ。
60っていうのを越すと大事にするものを
大事にしていこうっていうのが出てくるんで
60過ぎてここにみんな一緒になれたっていう
これはもうすごいよかったなあって思うね。」


瞳「最初にタイガースありきで
最後もタイガースありきで終わるのかなと
僕は思いますね。」

ー当時の自分たちの状況についてー

沢田「あの頃ぼくは迷いなく自信があって
やっていたわけではない。
だから興奮状態にならないとできない。
だけど自信がない分だけがんばれたってことがあったり
あとはどうしていいかがわからなかった。
毎日が消化試合みたいなかんじで
だけどステージのぼったらもちろん一生懸命やるんだけど
じゃあ次はなに考えようかって
今みたいには思ってなかったよね。」

森本「いま思えばあの時楽しくやってたのかなって
ことを考えたときにね、どうなんだろうって。
お客さんはキャーキャーうけてるのは分かってるけど
ぼくらはね、楽しかったのかなと、タイガース時代に。
考えてなかった、忙しいっていうのもあったしね」

沢田「夢中で、がんばらないとしゃあないという
感じのなかでやってたからね。」

・・・そうだったんですか。
いまは楽しんでいるとよくわかります。
再結成おめでとう!


タグ:沢田研二
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コメント 2

びっけ

見ましたよ!SONGS!
感動でしたね。
でも、私が一番聴きたかったのは・・・『花の首飾り』
どうしてなんでしょうねぇ・・・トッポ。
もちろん、ジュリーは大好きだし、サリー様(岸部一徳様)は別格の大好きですが(笑)、miyuco さんが書かれていらっしゃるとおり、あのトッポの声がないとザ・タイガースという気がしません。涙。
by びっけ (2012-02-08 10:29) 

miyuco

びっけさん、nice!とコメントありがとうございます。
以前、再結成(?)したときには
加橋かつみさんもいらっしゃいましたよね。
「色つきの女でいてくれよ」
とあの声で歌っていたのをお覚えています。
本当にどうしてなのでしょうか・・・
絶対に必要な声なのに。

by miyuco (2012-02-10 18:37) 

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