SSブログ

お昼なのにタモリがいない [TV]

いいともが終わってもう二週間
今でも12時過ぎにいいともの時間だと思い、
次の瞬間、ああもうやってないんだなと気づき、
さびしくなる時があります。

1982年に始まった「笑っていいとも!」
20代前半だった私は働いていたので
休みの日にたまに見るくらいだった。
同じ頃に土曜の夜、日テレでやっていた
「今夜は最高!」が大好きで
ユニークな人だなと思いながらタモリを見ていた。

1988年に子どもが生まれてから、
なんだかわからないけれど泣いてばかりいる赤ん坊に翻弄され
細切れの時間にテレビを見ることだけが
気分転換という時期が続きました。
「いいとも」は気楽に見ることができて楽しかった。
さんまがひたすらしゃべってた。
ダウンタウンがタモリ!と呼び捨てにしてた。

パート生活が始まって平日は見られなくなっても
日曜日の増刊号だけはいつも見ていた。
いつもいつも当たり前のように存在していた。

ここ数年は打ち切りのうわさが流れ
見ていても番組が疲弊しているように感じたりもした。
若いゲストとタモリのかみあわない会話が
ちょっとつらかった。
以前はそういう場面でもかみあわないことを
タモリがおもしろがっているのが伝わってきて
見ていても笑えたけれど
最近はそうならないことが増えたような気がしてた。
終わるのはしようがないのかなと思ったり・・・

でも、終わりが決定してからのゲストは
まさに選ばれた人という感じの錚々たる面子で
とても楽しかったです。
ラストの黒柳徹子からたけしへというバトンも素晴らしかった。

「グランドフィナーレ」
近年まれにみる生放送のハラハラ感を味あわせてくれて
番組は終わりました。
「自分たちが20代、30代の頃は今と違って
やるかやられるか、真剣持ってやってたような時代だった」
ダウンタウン松本が不仲説のことを聞かれて
そんな時代だったからいろいろあってもおかしくない
というようなことを言っていた。

緊張感ただよう場面、確かに今より多かったかもしれない。
グランドフィナーレのあの感じは
周到に練り上げられた上でのことかもしれないけれど
修羅場をくぐりぬけてきた芸人たちの底力を
あらためて見せつけられて、わくわくしました。

タモリさん、おもしろがってましたよね。
餞としてふさわしいにぎやかさでした。

感動的なスピーチというオーダーに
応える調子ではじめてネタでおわる
芸人の腕試しみたいになっていました。
湿っぽいのが嫌いなタモリさん相手だものね。

タモリさん、おつかれさまです。
長い間、楽しませてくれてありがとうございます。

* * *

最後まで湿っぽくならなかったお昼の生放送。
32年間番組を支え続けたスタッフが紹介され
その時もまだカメラを回していたカメラマンの方の涙には
思わずもらい泣きでした。
本当にお疲れさまでした。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0