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クリスマスの約束 2015 [music]

小田さんと和田唱くんが
Old Friends・・・
と歌いはじめた瞬間、鳥肌がたちました。

『Old Friends-Bookends』
 Simon & Garfunkel

10代の頃、大好きでした。
“Lost in thier overcoats, waiting for the sunset
この部分のアート・ガーファンクルの声が特に大好きで
何回聞いても今でも、ときめきます。

『Bookends』
思わず口ずさんでいて、覚えていたことに
自分でもびっくり。

Time it was, and what a time it was, it was
A time of innocence, a time of confidences
Long ago, it must be, I have a photograph
Preserve your memories; they're all that's left you

『クリスマスの約束』の感想としては
「和田唱くん、ありがとう!」に尽きます。

Life, I love you,All is groovy.

小田さんがサイモン&ガーファンクルを
あまり聴いていなかったことに驚きました。

「ハーモニーってのは三声以上っていう偏見があって...」
「ふたりってのはどうも・・・」
「ふたりのときはあったんだけど
あれはやむを得ずふたりになったんで」

「でもね年取ってからふたりってのをいろいろ聴いてると、
いくらでもやりようがあるんだね。音楽ってのはさ。」

そして高い方を歌わされる和田唱・・・
がんばれ。

「キャロル・キングとポール・サイモンは
大学の同級生で、その頃のポール・サイモンは
自分には詩を書く才能がないから詩は書かないと
言っていたそうです。」
キャロル・キングの自伝を読んで初めて知ったと
小田さんは言っていました。
「でもそのあとにあんなすごい詩をいっぱい残して
時の流れっていうのはわからないものであります」

天性の詩人としか思えない人なのに
そんな若い頃があったんですね。
わたしも初めて知りました。

『Old Friends-Bookends』
『The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)』
ふたりのハーモニーとギター演奏、素晴らしかったです。

『恋するフォーチュンクッキー』
「あなたにちゃんと告(こく)りたい」
なんて小田さんが歌ったら
そりゃあみんな笑っちゃいますわよ。

ああ、見てよかった、とここでもう満足していたのに
JUJUをボーカルに迎えたピーター、ポール&マリーの曲
『Cruel War(悲惨な戦争)』に心を揺さぶられました。
JUJUのまっすぐで透きとおった声がすてきでした。

今回演奏されたS&Gの曲、
清志郎と陽水が二時間くらいでつくった『帰れない二人』、
そして『Cruel War(悲惨な戦争)』
どうしてこんなにも叙情性に満ちた曲を作れるんだろう。
とてもとても心惹かれます
曲にのせた言葉はそれだけの意味ではなくて
イマジネーションをかきたてる起爆剤みたい。
人々の営みや、さまざまな感情のやりとりが
立ち上ってくるような気がします。
そういう曲が大好きです。



「Won't you let me go with you?
No, my love, no.

「Won't you let me go with you?
Yes, my love, yes. 」

ラスト一行の変化が強い印象を残します。

『きっと同じ』
久しぶりに聴いて懐かしかったです。
オフコースのアルバムに収められていた
静かで孤独を感じる曲。
「解散していくというのはこういうことかなと思って
栞みたいな感じで書きました」

ここ何年かは、固定メンバーとの演奏が多くて、
わたしとしてはちょっと残念な感じでした。
(小田さんとしてはやりやすいのでしょうけれど)

和田唱くんとリハーサルを重ね、
切磋琢磨する小田さんは
まだまだチャレンジする姿勢を貫いている。
心から敬意を表します。
(ふたりは相性がいいですね)

今年もすてきなクリスマスプレゼントを
ありがとうございました!


タグ:小田和正

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