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9・11後のアメリカ (朝日新聞、ノーマン・メイラーの言葉 ) [雑記]

9/9朝日新聞朝刊、「作家メイラー氏に聞く」
9・11同時多発テロ後の米国についてのインタビュー。

― 米国の民主主義はどうなりますか。

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[節度ある 新しい人間らしさ] 大江健三郎 [雑記]

4/18朝日新聞朝刊の大江健三郎「定義集」を読みました。
大江健三郎の息子さんは知的な障害を持っています。
光さんは42歳。作曲家としてCDを何枚か出しています。
癒しの音楽。

印象に残る文章です。以下、長い引用です。

光さんの歩行訓練のためにふたりで歩いていた時のこと。
彼が石につまずいて転倒してしまいます。
てんかんの発作ではなく意識がはっきりしているので、
かえって気持ちを動転させています。
自分の失敗を責めてもいるようです。

そこに通りかかった壮年の婦人。
だいじょうぶ?と声をかけて彼の肩に手をあてる。
しかし光さんは見知らぬ人に身体をさわられることを嫌う。
大江氏は、しばらくほうって置いていただくよう強くいいます。
婦人は憤慨して立ち去ります。

その後、ある距離を置いて
こちらをじっと見ている高校生らしい少女に気が付く。
彼女はポケットからケイタイをのぞかせて、
しかしそれを出すというのじゃなく
ちょっと私に示すようにしただけで、注意深くこちらを見ています。
私にとどいたメッセージは、
自分はここであなたたちを見守っている、
救急車なり家族なりへの連絡が必要なら、
ケイタイで協力する、という呼びかけでした。
私らが歩き出すのを見ての、
微笑した会釈を忘れません。

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'05.7.13.朝日新聞 後藤田正晴さんに聞く [雑記]

後藤田正晴 2005年9月19日、肺炎のため死去。享年91

後藤田自身は、自分を保守的な政治家であると考えていたが、晩年には「自分が左派扱いされるのは、日本が右傾化し過ぎているのではないのか」と、戦争体験者として、最後まで憂慮の念を抱いていた。

生涯を通じて、哲学のある政治家ともいわれる。
小泉純一郎内閣に対して、「極度のポピュリズムが目立ち、危険だ」と指摘していた。
                         出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


後藤田正晴はタカ派の元警察官僚というイメージが強い方です。決してクリーンなイメージではありません。田中派だったことから中国寄りの立場での発言になるのは当然ですが、戦後政治に深く関わってきた方の言葉は説得力があります。戦犯者に「戦傷病者戦没者遺族等援護法」と「恩給法」が適用された→靖国神社の祭神選考の対象となる という流れにも当時の時代背景があるようですが、今となってはそのあたりの時代の空気はわかりません。この朝日新聞のインタビューを読むといろいろな問題点が整理されて頭に入ってきました。以下、全文です。私的おぼえがき。

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靖国神社 覚え書き [雑記]

靖国神社は私にとっては身近な存在です。靖国神社のこんぺいとうを知っているひとは少ないのではないでしょうか。父が春秋例大祭に参拝するたびにいただいてくるので、よく食べていました。
私の父は昭和4年生まれ。父の兄は戦争で亡くなっているので、靖国神社に祀られています。
父は靖国神社に兄が祀られていることをとても誇りに思っています。

A級戦犯合祀が明らかになったのは、前年の合祀を1979年に報道したときからです。かなり大きな扱いだったことを覚えています。いろいろないきさつがあったような気がしますけれど、記憶はあいまいです。1985年の中曽根首相の公式参拝以降、外交問題となってきました。

朝日新聞10/18付け朝刊に首相の靖国神社参拝についてのインタビューがのっています。3人の方の発言ですが、何が問題点になっているのか、わかってきました。私としては、宮崎哲弥氏の「戦後、一宗教法人に過ぎない存在となった靖国神社に、国家的な慰霊・追悼の機能を持たせようとしたことによって生じた矛盾をどう解決し、どのような形で国家的追悼を行うか。これは、改憲が現実的な課題となっている現在、早急に整理しておかねばならない問題だ」という発言が戦慄でした。改憲→戦死者→国家的追悼 今まであまり考えたことのない強いイメージに愕然としました・・・

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ひっかかっていること。右とか左とか。 [雑記]

少しづつ総閲覧数の数字が増えていくのが楽しみです。貯金通帳の数字を見て楽しむ守銭奴みたいですが。 二週間くらい前から特定の記事だけ極端に数字が増えていくミステリーが発生していて、ヘンだなあと思っていましたが、この2つの記事には同じ方がコメントを残してくださっていることから、そこのブログからの訪問者ではないかと推測していました。 その後、同じ現象が起きているかたの記事を読んで確信に変わったわけです。 不自然なPVの数字は、二千にも上ります。

そのブログは政治的な色合いの濃いところです。明確に共産党支持、反小泉の立場を打ち出しています。そこから流れてくる方たちは「私の記事」になど興味はないでしょう。関心があるのはそちらのブログと主催者のかたであることは明らかです。私はそのブログの趣旨に沿うことはできません。
自国の首相を攻撃するためにヒトラーを持ち出すやり方は好きではありません。
カウンターの数字が、私とは関係のない力で2000近くも回るのはイヤなものです。
ささやかな喜びが色褪せていく感じがしました。

政治的なブログは閲覧者が多いのですね。数字のおこぼれがこんなにあるという事は、どれだけ多くの閲覧者がいるのだろうかと考えてしまいます。
靖国神社参拝のニュースを聞いたとき、また政治ネタブログと2ちゃんねるは賑わうだろうなと思ってしまった。ヒステリックではない論調ってないのかな?

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