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そうかな 小田和正さんのこと [music review]

小田さんに関する自慢話。
1982年6月、鈴木康博さんがいたオフコース
最後の武道館コンサートに行きました  
10日間連続コンサート。
往復ハガキでの申し込みは52万通だったそうです。
ステージも会場も緊張感が漂っていました。
ヤスさんがいる最後のコンサート。
私にとっても5人のオフコースは最初で最後だと思って
ドキドキしていました。
(DVDで再発売されますね 限定品かな)
スクリーンいっぱいのひまわり畑 「言葉にできない」
浮かび上がる文字「we are 」「over」

小田さんのアルバムについて書くなんて、
きのうまで考えたこともなかった。
私にとっては「以前、好きだった人」という位置でしたから。
「COLD PLAY」を聴くつもりで、ミニコンポのスイッチを入れたら、
小田さんの声が・・・
ダンナが誰かから借りてきたようでした。
面倒なのでそのまま聴き続けると・・・

小田さん、自由になった感じがします。
好きなことを楽しんでいるという感じ。
まったく若い頃と変わらない美しい歌声、素直な歌い方。
奇跡ですね。感動です。

鈴木康博さんがオフコースを抜けた後の
小田さんのアルバムは、聴いていて疲れてしまった。
4人のオフコースは私にとっては、最悪でした。
バンドサウンドを続けなければいけないという
プレッシャーでもあったのかな。
その後、「ラブストーリーは突然に」などの
ヒット曲もありましたが。

小田さんが「クリスマスの約束」で
いろいろな人と関わり合いたいと言っているのを聞いたとき、
村上春樹が使うようになったコミットメントという言葉を思い出しました。
小田さんが1947年9月20日生まれ、
村上春樹が1949年1月12日生まれ。
一学年しか違わない同世代の方たちなんですね。
小田さんの姿勢が変わったことが、
このアルバムに出ているような気がします。

「そうかな」を聴いていると、以前にはなかった音が・・・
二胡の音色でした。
とっても印象的に使っています。
この音を大事にしているように思える。
コーラスに、小田さんではない声が入っているのに気がつきました。
佐藤竹善と根本要だそうですね。よっぽど信頼してるんだわね。

「大好きなきみに」・・・
<灯りぃがぁともる頃>の部分が大好き。
オフコースっぽいですね。
静かに歌っている部分もとても優しい。

「僕ら」・・・僕らは時の舟に乗る。
張り上げる声がとても力強くて美しい。
舟というワードにはどうしても
「生まれ来る子供たちのために」のイメージが・・・

真白な帆を上げて
旅立つ舟に乗り
力の続く限り
ふたりでも漕いでゆく
その力を与え給え
勇気を与え給え

「そして今も」・・・吉田拓郎テイストがはいってません?
小田さんは拓郎が大好きだから。

小田和正さんについて書くときは、いい加減な事は書けません。
たくさんの方に読んでいただけるのが分かっていますから。
小田さんを愛する方たちはご存じだと思いますが、
彼の曲作りは曲先行で、歌詞は後から苦行のように
頭をひねってメロディーにのせていくんですよね。
そうやって作った歌詞が心に残るって何なんだろうと、
それを知ったとき思いました。
ステキな事だと思った。

彼の歌詞は、たぶんファンタジーなんですね。
実体験に基づくのではなく、感情の上澄みをすくった
美しいファンタジー。

そうかな

そうかな

  • アーティスト: 小田和正
  • 出版社/メーカー: BMGファンハウス
  • 発売日: 2005/06/15
  • メディア: CD
    
Off Course 1982・6・30武道館コンサート

Off Course 1982・6・30武道館コンサート

  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2005/09/14
  • メディア: DVD

私の文章が、小田さんのアルバムジャケットで
「そうかな」と突っ込まれているように見えるのが
何か嬉しい


タグ:小田和正
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