SSブログ

ALWAYS 三丁目の夕日 観ました。力道山の空手チョップ [日本映画]

マンガの「三丁目の夕日」を
以前から愛読しているオットにつきあって映画を見てきました。
予告編を見ただけでボロボロだったので、隣りどうしの席は、
絶対拒否!

建設途中の東京タワーを背景に
昭和33年の生活が再現されています。
テレビが家にやってくるシーンがあります。
スイッチを入れると力道山の空手チョップ。
国民的ヒーローが存在する時代です。
長嶋茂雄が巨人軍に入団したのはこの年でした。

昭和4年生まれの父にとって、
ヒーローは、「力道山」「金田正一」「長嶋茂雄」
「力道山は強かったな~
という言葉を聞きながら私は育ちました。
今でもテレビにチラッと力道山が映ると、
「本当に強かったな~力道山は」と始まります。
当時は、30代、40代、それ以上の男の人が
目を輝かせてヒーローの話をしていました。
(徳光さんが長嶋さんの事を楽しそうに語るように) 
すてきだよね。今の時代ではあまりないことですが。
プロ野球、相撲、プロレス、
昭和40年代頃までのお父さんには欠かせないものでした。
私も父親の話を聞いていたので
このへんの年代まではくわしいです。

堤真一は報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、
共に助演男優賞に選ばれています。
(鈴木オートの社長さんは主役だと思うのですが。)
薬師丸ひろ子も同じく両方で助演女優賞を受賞しました。
二人ともすごく良かった。
堤真一のガンコ親父っぷり、カッコ良いです。
怒ると本当に恐い
仕事に誇りを持ち家族を大事にしています。
薬師丸ひろ子、の~んびりしていて
おおらかなキャラクターがぴったりでした。
ふたりの子供を演じている子役の子の
やんちゃ坊主っぷりもよかった。

茶川竜之介を演じる吉岡秀隆、
毛玉だらけのセーターと薄汚れたズボンが似合っていました。
小雪はきれいだった。
目には見えない指輪を愛おしそうに眺めていましたね。

青森から集団就職でやって来た六子(むつこ)。
なぜかロクちゃんと呼ばれるようになりますが。
昭和33年に上野に東北地方から乗り入れているのは
蒸気機関車だったんですね。
煙のせいでしょうね、
駅に降り立つロクちゃんのほっぺが少し汚れていました。
外で遊ぶ子供たちはみんな薄汚れた服を着て、顔にも泥がついています。
茶川が「少年冒険団」の作者だなんて、淳之介は嬉しかったでしょう。
憧れですから。
しかもネタに困った茶川のせいで
淳之介の作品が「冒険少年ブック」に掲載されてしまう。
思いもよらない雑誌デビュー。どんなに誇らしかったことか。

希望にあふれている映画でした。
原作ファンのオットも大満足。(よかったね)
野ぶたを演じている堀北真希ちゃんのロクちゃんが
かわいかった、ですって。

スマステの月イチゴローで稲垣吾郎が言っていた
「背景が主張しすぎ」という意見もわかる、だそうです。
鈴木オートの社長はあんなに気が短くないよ、とか
原作との違いをいろいろと言ってくるのかと思ったら、そんなこともなく、
「良い映画だよなあ、見てよかった」と言っています。

年代を問わずに観られる映画。寅さんシリーズのようなものかな。
続編もできるかもね。

d0052997_14542443.gif

          


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 2

dekochan-kyou5momo

ちょっと観てみたいんだな。
きっと泣いちゃうこと請け合い。
by dekochan-kyou5momo (2005-12-05 21:33) 

miyuco

この映画を観て泣かない人は
いないんじゃないかな。
無理に泣かせようとする演出がない
そんな所がいいですよ。
by miyuco (2005-12-06 08:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0