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「ストレンジ・カメレオン」 the pillows [music review]

最初にこの曲を聴いたのは「apbank fes' 05 」
Bank Bandとして櫻井さんが唄っていました。
が、曲の途中でメンバー紹介が入ってしまったので
あまり印象には残りませんでした。
次に聴いたのはピロウズ のトリビュートアルバム
「シンクロナイズド・ロッカーズ」
ミスチルがカバーしています。
ちなみに「ハイブリッドレインボウ」はBUMPがカバー。
歌詞がとても心に残ります。
山中さわおの書く歌詞がいいですね。
言葉の選び方が素晴らしいです。
安易な言葉を使わない。残酷で優しい。



ミスチルとBUMPはピロウズの曲を
自分たちの曲のように唄っていました。
歌詞の世界が彼らのオリジナルと重なっているんですね。
トリビュートアルバムに参加している意味がとてもよくわかる。

そして最後にピロウズのアルバムを聴きました。
(結成17周年目になるバンドの曲を知らなかったのは
いかがなものかと自分でも思いますが^^;)
オリジナルが一番いいですね。当たり前だけど。
ミスチルのアレンジはさすがですが、
桜井さんの思い入れが強すぎるかな。
どうせやるなら、このくらいやらなきゃってところですかね。
BUMPの「ハイブリッドレインボウ」は大好き。
アコースティックギターで静かに唄いだし、
静かに唄いあげていく。
藤原くんのボーカリストとしての力量がよくわかる。
素晴らしいです。
Funny Bunny / ELLEGARDENも好きです。

(何故か息子がピロウズを知っていた。
彼らが音楽を担当していたアニメ「フリクリ」を
観ていたんだそうです。
「ハイブリッドレインボウ」を中学校で聴いていたらしい。)

ベストアルバム『Fool on the planet』 
タイトル曲の「Fool on the planet」
「Swanky Street 」そしてもちろん「ストレンジカメレオン」
「ハイブリッドレインボウ」が好き。

     *ハイブリッドレインボウ*

ほとんど沈んでるみたいな無人島
地球儀にのってない名前もない
昨日は近くまで希望の船が来たけど
僕らを迎えに来たんじゃない

ほとんどしぼんでる僕らの飛行船
地面をスレスレに浮かんでる
呼び方もとまどう色の姿
鳥達に容赦なくつつかれるだろう

Can you feel?
Can you feel thathybrid rainbow?
ここは途中なんだって信じたい
I can feel
I can feel thathybrid rainbow
昨日まで選ばれなかった僕らでも
明日も待ってる

「僕らを迎えにきたんじゃない」
「昨日まで選ばれなかった僕らでも」
「呼び方もとまどう色の姿鳥達に容赦なくつつかれるだろう
この言葉の使い方って…すごい
「ストレンジカメレオン」の歌詞は
抜き書きできないほど素晴らしい。
リフレインがなく、畳み掛けるように言葉がほとばしります。

    *ストレンジカメレオン*

I wanna be youer gentleman
変われる場所を探しに行こうか 誰かみたいに
I wanna be youer gentleman
隠れる森を目指してみようか 痛くないように

汚れた川を汚れた僕と泳ぐ
君はとってもキレイだった
浮き沈みしながら 向こう岸へ辿り着いた後を
考えてる 今でも ずっと

君といるのが好きで あとは ほとんど嫌いで
まわりの色に馴染まない 出来損ないのカメレオン
優しい歌を唄いたい 拍手は一人分でいいのさ
それは君の事だよ

I wanna be youer gentleman
上手くちぎれてくれない 尻尾はトゲトゲで
I wanna be youer gentleman
引っかき傷は癒えないのさ 治らないんだ

‘たぶん もうすぐさ きっと’なんて息を止めたまま
どうでもいい行列に 並んでもみた
‘終わらないプレリュード奏でて生きてゆくみたいだね’って
僕ら笑う 死んでるように

たとえ世界はデタラメで タネも仕掛けもあって
生まれたままの色じゃ もうダメだって気づいても
逆立ちしても変わらない 滅びる覚悟はできてるのさ
僕はStrange Chameleon 

勘違いしないでね 別に悲しくはないのさ
抱き合わせなんだろう 孤独と自由はいつも

もしも全てが嘘で ただ つじつま合わせで
いつか懐いていた猫は お腹すかしていただけで
すぐにパチンと音がして 弾けてしまう幻でも
手の平が まだ暖かい
恐いモノ知らずで 時代は はじゃぎまわり
僕と君のすごした ページは破り去られ
歴史には価値のない 化石の一つになるのさ
君と出会えて良かったな
Bye Bye 僕は Strange Chameleon

「君といるのが好きで あとは ほとんど嫌いで」
「上手くちぎれてくれない 尻尾はトゲトゲで」
「もしも全てが嘘で ただつじつま合わせで 
いつか懐いていた猫は お腹すかしていただけで
すぐにパチンと音がして 弾けてしまう幻でも 
手の平が まだ暖かい」

こんなふうな歌詞を書くひとがいるんですね。
何だかうれしい

ルースターズのトリビュートアルバムで
「Good dreams」をカバーしているということです。
ぜひ、聴いてみたいです

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コメント 3

びっけ

miyucoさま、ようやく『シンクロナイズド・ロッカーズ』購入しました!
いい! とにかくいい!です
なんとなくトリビュートアルバムというと玉石混交のイメージが強くて、あまり買おうという気持ちにならないのですが、これは買って正解!でした。
バンプの「ハイブリッド・レインボウ」を何度か聴いた後、ネットで探して、オリジナルのピロウズの「ハイブリッド・レインボウ」も聴いてみました。
そうか、ピロウズは結構サビ部分、シャウトしているのだけれど、バンプ藤原は、あえて抑え気味にして情感を出してるんですね。
その日の気分、聴く時間に応じて、どちらか選んで聴きたい感じです。
次はピロウズのアルバムを買いたいな・・・。
by びっけ (2007-02-25 19:25) 

miyuco

びっけさん、ホントにいいアルバムですよね[ラブラブハート]
「ハイブリッド・レインボウ」はバンプバージョンの方が好きです。
ミスチル目当てだったのに、ヘビロテはバンプでした^^;
nice!とコメントありがとうございます♪
by miyuco (2007-02-26 15:35) 

miyuco

fukaさんnice!ありがとうございました♪
アイコンがすごい!
by miyuco (2007-07-01 21:12) 

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