SSブログ

矢野顕子 「夏が終る」 谷川俊太郎 [music review]

「Super Folk Song」 大好きなアルバムです。
私が高校生の頃、夜11時半からFMで
「小室等の音楽夜話」という番組がありまして
月曜日から金曜日まで、ほとんど毎日聴いていました。
その番組で小室等が自分の「いま 生きているということ」
というアルバムの紹介をしていました。

このアルバムは谷川俊太郎の詩に
小室等が曲をつけて歌うというものでした。
その頃、「高原にいらっしゃい」というドラマが
田宮次郎主演で放映されていて
主題歌がこのアルバムに入っている「お早うの朝」でした。
(このドラマも大好きでしたが、
当時は低視聴率に苦しんでいましたね。
おととし佐藤浩市でリメイクされました。)

矢野顕子がゲストで
「夏が終る」のピアノを弾いたことがありました。
静かな夜にピアノが流れた時は鳥肌がたちました。
ピアノに感動したのは初めてでした。
その時に矢野顕子さんを初めて知ったわけです。
1976年(昭和51年)高校一年生のときです。

そんな大好きな曲にまた巡り会えるなんて!
1992年に「Super Folk Song」を聴いたときは
本当に嬉しかった。
ピアノがまた素晴らしいです。

<なぞのような 人の裏切り 白いよろい戸が 閉じられる>
この部分が特に、当時の高校生だったわたしの気持ちに
寄り添うようでした。

矢野顕子さんは音に対して非常にシビアで
完璧主義者のようですがそんな彼女が
日本語の歌詞を非常に大切に思っていることが
「Super Folk Song」の選曲から伝わってきます。
山下達郎の「スプリンクラー」も大好きです。
そういえばオフコースの曲もカヴァーしていました。

      「夏が終る」  谷川 俊太郎

     あせたような 薄い青空
     とうすみとんぼが とんでゆく
     ききょう かるかや おみなえし
     あざみ ゆうすげ われもこう

     なぞのような 人の裏切り
     白いよろい戸が 閉じられる
     あげは くわがた くまんばち
     おけら あしなが きりぎりす

     一人たどる 夜の山道
     どこへ帰るか あてどない
     いてざ オリオン 海王星
     スピカ こぐまざ カシオペア


 
谷川俊太郎の詩に興味を持ったのもこの曲からです。


SUPER FOLK SONG

SUPER FOLK SONG

  • アーティスト: 矢野顕子
  • 出版社/メーカー: ERJ
  • 発売日: 1992/06/01
  • メディア: CD

https://youtu.be/QtnIjpbtqM0
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0