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100ます計算 [雑記]

7/3の朝日新聞朝刊に「100ます計算 生みの親に聞く」という記事がありました。
「100ます計算」は陰山英男さんが考えたものだとずっと思っていたら
そうではなかったのね。
20年前、関西の先生でつくった「学力の基礎をきたえ落ちこぼれをなくす研究会」の
代表者である岸本裕史さんの考案だそうです。
(現在の名前は、学力の基礎をきたえどの子も伸ばす研究会)
もう40年も前から授業に取り入れているという事です。

一個一点だからどんな子でも30点50点とれる。単純でしょ○×がはっきりわかる。
努力に応じてタイムが目に見えて伸びていく。計算力、数のセンスがつく、数をみたらぱっと
ひらめくから。集中力や粘着力が育つ。

これさえやれば頭が良くなる?という質問に
いきなりは無理。一定のレベルまで来ないと。100ます計算は安易に使われているところがある。
基礎をきっちりやり、習熟するようにしないと。
プールの準備体操のように最初2.3分やるなら広く使える。
ただこればっかりやっても時間の浪費。

私が共感したのは、この部分です。
「このままいけば、親が勉強を教えてくれない子、家が貧しい子の学力が低くなる。
僕にはそれを放っとけばファシズムになるという視点があるからね。
学力、教養、知性が貧しいと、言われたことをまに受けやすい。
思い詰め、思いこんだら命がけ。
それ、かつての道じゃないですか。」

教養は自分に誇りを持つという事にもつながる。
勉強ができないというコンプレックスに蝕まれてしまった人を知っている。
自分を卑下することを止めようとはしない。あなたは裏表なく働く立派な社会人なのに・・・
見ているわたしまで辛くなる。
時間をさかのぼってどうにかしてあげたいけれど、それは出来ない。
彼女のような苦しみを与えないためにも
せめて小学生達に授業についていける程度の学力を与えて欲しい。
学校でそれをやってほしい。学校教育がしっかりしないと塾に頼ることになり
「親が勉強を教えてくれない子、家が貧しい子の学力が低くなる。」
こういった事態になってしまう。

現実に小中学生をみていると、すでにこういった傾向があるように思えて悲しいです。


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