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懐かし少女漫画リターンズ (本の雑誌) [コミック]

大森望さんという方は、1961年2月2日生まれ。
私は26日生まれ。同級生にあたるわけです。
完全な同世代人。
彼は息子に「トキオ」と名付けました(字体は不明です。 )
トキオと名付けたと知ったとき、
ナンカくやしいというか、してやられたというか
そういう気持ちになりました。
だって「綿の国星」の時夫からとった名前じゃないの

大森望と穂村弘と山本直樹、
40代のおっさんが70年代を代表する少女漫画を
決めてしまおうという企画です。
40代のオバさんの私は思いっきりツボに嵌ってしまいました。
だってここで話題に上がっている作品は
ほとんど全部リアルタイムで読んでいるんだもの。
私の部屋は押入の中、畳の上とマンガに占領されていましたから。

本の雑誌の70年代少女漫画ベスト10 

  1. <逸郎クン>シリーズ 倉多江美   
    倉多江美が出てくるとは・・・<ジョジョ>シリーズが好きだったな。
    白っぽい画面を思い出します。
  2. 花岡ちゃんの夏休み 清原なつの  
    花岡ちゃん、かわいかった。
    頭カラッポと思っていた女の自分にはない賢さに
    ボーゼンとするシーンを覚えている。
    簑島さんが受け止めてくれましたね。 うらやましかった。
  3. 空の色ににている 内田善美  
    本人が再販を拒否しているので
    幻の作品になってしまっていますね。
    大好きで大事にしていたのに、子育てにパニクっている隙に、
    実家の母の差し金で軽トラに乗せられ
    業者に引き取られていってしまいました・・・
    静かなモノローグが心に残っています
  4. バナナブレッドのプティング 大島弓子  
    語り始めると10位までたどり着けなくなってしまいます。
    御茶屋峠さんは理想の人です。
  5. ポーの一族 萩尾望都 
    語り始めると・・・以下ry
    「アランに撃たれた」ごっこは、しませんでした。
    が、トレーシングペーパーに写したエドガーとアランを
    下敷きにはさんで、うっとりしていました。
    エドガーの心が老いていくようで、つらかった。
    続編は描かないでほしいと思います。
  6. 天人唐草 山岸涼子  
    怖かったです・・・ 
    「妖精王」はナルニア好きにはたまりません。
    内容的にはハードだけれど。
    「アラベスク」ノンナの優柔不断ぶりにあきれつつ、
    ノンナ以外の人物の厳しさに魅了されました。
    「日出処の天子」毎月発売日が待ち遠しかった。
    彼の凄まじい孤独が痛ましかったな。
  7. おしゃべり階段 くらもちふさこ 
    くらもちふさこは本当にエピソードの繋げ方が上手い。
    セリフの使い方もとても印象的だし、
    目線ひとつで心情を語る絵のちからが魅力的でしたね。
  8. 夢見る頃を過ぎても 吉田秋生  
    好きだったな。
    足の長くないリアルな男の子を描いたのは
    彼女が初めてだったんじゃないかな。
    「ハチクロ」に出てくる男の子のような登場人物でしたね。
    「カリフォルニア物語」ではイーヴに泣かされました。
  9. たそがれ時に見つけたの 陸奥A子  
    今でも当時のテイストで描き続けているのがスゴイですよね。
    才気走った作品が多かった当時の少女漫画の中で
    こういったジャンルを確立するのも、ある意味天才だと思う。
  10. 緑茶夢<グリーンティードリーム> 森脇真未味
    近々、独立した記事を書きたいです。
    自家中毒という言葉を初めて知りました。

「はみだしっ子」が抜けていますが、
当時から絵が受け付けられなくて読めないという
男性の声が多かったですよね。
でも、大森望さんは、
「少女漫画史上、ワン・アンド・オンリーですよ!」
と言っています。
私にとっても、もう考え方の一部になってしまっているような作品です。

「ベルサイユのばら」「エースをねらえ」
「ガラスの仮面」「風と木の詩」といった
大御所の作品が抜けていて、おもしろい。
もちろんみんな読んでいると思うけれど。
毎週、あるいは毎月、こういった作品を読んでいたんだから、
本当に贅沢な時代でした。
だから、週刊誌も月刊誌も棄てられなくて、
床がぬけるんじゃないかとヒンシュクでした。
(一条ゆかり「デザイナー」昼ドラでやるそうです。
松本莉緒と国生さゆりですって
大矢ちき作 柾さんはどなたが演じるのかな)

こういうのを書きつづっているのは本当に楽しい
とっても自己満足です☆

なんとすごい・なんとすごい・季節でしょう
中央線や地下鉄の中では言わないけれど、
ベランダから見える山が突然緑に変わっていくのを見ると、
毎年、心の中でつぶやいています。

倉多江美自選傑作集 (2)

倉多江美自選傑作集 (2)

  • 作者: 倉多 江美
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 文庫


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snorita

こんばんは。うわ、懐かしい・・・1〜10すべてにコメントしたいですう。「くらもちふさこ」はアイドルものや芸能界ものが特にスキでほとんど持ってました。昔のマンガってなんか、良かったですね。涙。
by snorita (2005-08-17 22:45) 

miyuco

snoritaさん、こんにちは。くらもちふさこの芸能界ものって「アンコールが3回」ですか?今、この作品を読んでいない事に気がついてしまった(T_T)
その後の「kiss+πr2」は読んでいて大好きなのに。なぜだろう・・・
あ~またブックオフに探しに行ってしまいそう・・・
>1〜10すべてにコメントしたいですう。
私ももっと長くコメントしたかったです。でもキリがないですよね。楽しくて!
by miyuco (2005-08-18 10:08) 

おきざりスゥ。

そういえば“大森望”という名前は清原なつのの作品の登場人物から採ったペンネームとの由(本人談)
                                     筋金入りですなー[ニコニコ]
by おきざりスゥ。 (2007-07-03 21:12) 

miyuco

>スゥ。さん
清原なつのの作品はほとんど読んでいるはずなのに
「大森望」という登場人物が思い浮かばないです(><。)。。
by miyuco (2007-07-03 21:48) 

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