「CASSHERN」 今さら観てみました [日本映画]
2004年の公開当時、ダンナが息子達とその友達を連れて映画館に観にいきました。
子供たちもダンナも良かった、感動したという感想でした。
私が観に行かなかったのは、あまり良い評判をきかなかったからだったと思います。
そんな評判と家族の感想がかけ離れているので、いつか観たいと思っていたのですが。
DVDで観てみました。
う~ん、よくわかんない
なんか観たことあるような映像が・・・ファイナルファンタジー?どこかに「新羅」って文字があるかも
ここのシーンは大画面で観たかったです。
ミッチーが出てくるだけでうれしい
感想、以上。・・・でも、せっかく観たんだからもう少し書こうかな。例によっていまさらだけど
えっ、そうだったの?と驚かなければいけないところで、何でいまさらそんなことに驚くのかなとしか思えなかったのが私の敗因です。「実は人間だった」ってところですが・・・だって、オリジナルヒューマンの細胞を使っているって言っていたから、当然、新造人間は人間だと思って観ていました。フラッシュバックがあるし。彼らが人類を憎むのは、異質なものとして排除するからだと思っていました。同じ人間であっても人種や身分で差別され排除されることはありますから。彼らがなぜ自分たちは人間ではないと思いこんでしまったのか、よくわからなかった。
「人間のくせに」と蔑んでいるセリフがあるのに、死んでいくときに自分が実は人間であると突然わかり、やすらかな表情になる。何だかなあ。あまりに簡単じゃない?
死にゆくブライキング・ボスには最後の映像は見えなかったようですけれど。
ラスト近く、ミドリさんの亡骸を前に父と息子が争いますが、ミドリさんの意志はどこにあるのか、考えもしない二人の愚かさに嫌悪感。いきなり殺されていきなり蘇るルナさん、それはないでしょう。
「憎しみは憎しみをよぶ」「戦いは終わらせなくてはいけない」言っているだけで、映画が終わった後の世界は置き去りですか?ふたりは違う星にいってしまったようだけれど。『希望』はふたりの行く先にだけあるのでしょうか。残された世界はどうなるの?
唐沢寿明、きちんと演じていてよかったな。麻生久美子、美しかった。樋口加南子、マリア様でした。
要潤、もっとじっくり観たかった。カッコ良かったです。寺尾聡、重みがありました。
俳優陣は良かったです。好きだった。主役の方以外は。
キャシャーンの伊勢谷くん、影薄すぎ。
「CASSHERN」の最後の方のストーリーは「ブレードランナー」のひっくり返し方に、とてもよく似ています。私はひっくり返していただけなかったけれど。
・・・素直に観てないだけなのかな・・・
コメント 0