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「別れても友達」 野ブタ。をプロデュース [TV]

取り返しがつかない場所に行ってしまったとき、
引き戻してくれるのは、友達。
アオイを引き戻してくれたんだから、
信子、修二、彰は間違いなくアオイの友達です。
彼女は確実なものを探し求めていた。
やっとそれを手に入れ実感できたのに、
手放さなければなりません。

「仲間に入れてもらったけど、思ったより面白くなかった。
解放してあげる。」

捨て台詞を残して去っていったけれど、
アオイにとって3人はいつまでも「別れても友達」です。

解放されたのはアオイのほうだったのかもしれない。
「人は変われる」
野ぶたを苦しめる悪役のアオイでさえも救っていく、
本当にいいドラマですね。

「許してくれないんだったら、
私、ここから飛び降りる。許してくれる?」

ここで、軽々しく「許す」と言わない、
言えない信子がいいですね。

許すと言ってしまえば、
自分に嘘をついてしまった信子の負け。
許さないと言えば、
アオイは飛び降りて信子は大きく傷つくことになる。

どちらにしてもアオイは自分が勝つように仕組んでいます。
勝たなければ気がすまないわけだから。
そして、取り返しがつかない場所に行ってしまいます。
四人が持っていたブタさん、いいことしたね。
すてきなアイテムです。

前回、クラスメートの誤解を受けて
誰からも相手にされない状況になっているのに、
アオイが信子を傷つけるんじゃないかと、
信子の事を何より心配している修二は
本当に優しい。

「俺の中では、修二と野ぶたは一番なの。
俺自身は二番なの」
「人は試すもんじゃないよ。」
「育てるもんだよ。愛を持って」
…彰ってスゴイヤツ。

信子の髪型を変えたり、スカート丈を短くしたり、
アオイもプロデュースに参加してくる。
自分じゃないみたいだから元に戻したいという信子。
「本人が嫌だって言ってるんだから、もう止めれば」
と助け船を出す修二。
以前は自分も同じ事を信子に言っていたのに、
ずいぶん変わったね。
アオイと修二は似ているところがある。
けれども決定的に違う。
修二は彰と同じように、
自分が一番でなくてもいいと思っている。

アオイは修二を好きだったんでしょうね。

アオイに真実を聞かされて、
学校にこなくなってしまう信子。
信子を学校に来させるために、
クラスメイトたちに頭を下げる修二。

「今・・・俺が言ってる言葉、
みんなに届いてないと思うと、
怖いです。死ぬほど怖いです」

修二の言葉はクラスメイトに届きました。

前回、修二は誤解を解こうともせずに、
閉じこもってしまったけれど、
ヨシダは本当なのか?と修二に質したし、
まり子はそっとお弁当を置いていってはげまそうとしていた。
周りが見えなくなっていたのかな。
信子と彰が三本のヒモを繋げるマジックで
修二の心を動かした前回のラストは感動でした。

「小谷突撃飯」を見ながら
自分に呼びかけるクラスメイトのビデオを見て
涙を流す信子。
みんな、そのままの信子を受け入れてくれている。
翌日、教室に入って、
みんなに頭を下げて歩く信子ちゃんがかわいい。

まり子はいい子ですね。
「だから?それがどうしたって言うの?」
アオイの中傷に毅然として言い返す表情がとてもよかった。
修二にもきちんと気持ちを伝えます。

デルフィーヌ、キャサリン、
今回も素敵でしたね。

「野ブタ。をプロデュース」
残すところ、あと一回かあ。寂しいな(><。)。。

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綺華

私も寂しい・・・こんなにハマると思わなかっただけに(^_^;)
原作を読んでみようという気になりました。
by 綺華 (2005-12-13 13:10) 

miyuco

本当に寂しいです。最終回も心に残る話になるでしょうね、きっと。
きのう、うっかり「一リットルの涙」のラスト20分を見てしまい
長男とふたりでボロ泣きでした(><。)。。
震える文字のつらい手紙を見たらもうダメでした。
これもいいドラマですね。でも、辛すぎて見られません。
by miyuco (2005-12-14 08:49) 

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