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『中央線』 矢野顕子&小田和正 [music review]

先日、中野まで中央線に乗りました。
桜の季節になると、
家々の屋根の間から顔を覗かせるピンク色が
電車の窓から見えます。そんな風景が好き。
この時期だけ楽しませてくれる桜がかわいい。
まだ少し早かったですね。

宮沢和史さんの書いた『中央線』という曲が大好き。
もともとは「THE BOOM」の曲。
「SUPER FOLK SONG」というアルバムで
矢野顕子がカバーしているのを聴いて大好きになりました。
シンプルな曲。

「はじめてのやのあきこ」では小田和正と一緒に唄っています。


この曲の歌詞は男性が唄ったほうが、よりしっくりきますね。
矢野顕子さんの歌声の後に小田さんの声、

今頃君は 流れ星くだいて
 湯船に浮かべて 僕を待ってる

『中央線』は2003年の「クリスマスの約束」でも唄っていました。
でも、あまり印象に残らなかった。
今回は小田さんの声が聞こえたとたんに、
感情がこみ上げてきて感動でした。
ジーンとしました。いいですね~
歌詞のなかの、束縛したり、されたりしない
ぬくもりのある愛情が伝わってきます。
矢野顕子さんの歌に小田さんの声が重なっていく。
ハイトーンボイス。
同録だそうです。ピアノとギターもすてきです。

       中央線(作詞・作曲:宮沢和史)

 君の家のほうに 流れ星が落ちた
 ぼくはハミガキやめて 電車に飛び乗る
 今頃君は 流れ星くだいて
 湯船に浮かべて 僕を待ってる

 走り出せ 中央線
 夜を越え 僕をのせて

 逃げ出した猫を 探しに出たまま
 もう二度と君は 帰ってこなかった
 今頃君は どこか居心地のいい
 町をみつけて 猫と暮らしてるんだね

 走り出せ 中央線
 夜を越え 僕をのせて

 走り出せ 中央線
 夜を越え 僕をのせて

『はじめてのやのあきこ』
「自転車でおいで」guest 槇原敬之 
…佐野元春のイメージが強すぎて…ゴメンナサイ。
「ごはんができたよ」guest YUKI 
…この曲を唄うのはむずかしいと思う。
矢野顕子の個性のかたまりだもの。
「架空の星座」 …陽水の存在感ってすごい。
彼の書くめくるめく歌詞も大好き。
「ひとつだけ」 
… “Fuji Rock Festival 2002 ”の映像がこちらにあります。


このバージョンのほうがいいな。
ここで清志郎はこんなこと言ってます。
「このふたりっていうのはヒデとロザンナを超えてるわけ。
すごいんだからもう」

「そこのアイロンに告ぐ」  
…上原ひろみさんと弾く怒濤のピアノ!

 そこのアイロンに告ぐ 密かに熱くなるべし
 涙も汗もあとかたもなく 今すぐ ただひたすらに
 200万人分の赤ん坊のおしめを喜んで乾かす
 地球を等しく覆う布のしわを伸ばして

ここの歌詞が好き。

↓ニコ動で見つけました。矢野さん、すごい!

 

はじめてのやのあきこ

はじめてのやのあきこ

  • アーティスト: 矢野顕子, 糸井重里, MIYA, 岸田繁, 井上陽水
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/03/08
  • メディア: CD


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コメント 2

スゥ。

職人芸な松本隆も尊敬しておりますが、
おおらかで素朴で力強い、あっこチャンの詞は10代の頃から大好き。
(もちろん実はプロとしての緻密な言葉が選ばれているのでしょうが)
当時『東風』の歌詞など万葉の歌人の様だなと驚いた憶えがあります。
『ごはんができたよ』夕暮れ時ウカツに口遊むと泣きそうになります。

『はじめてのやのあきこ』とのタイトルって事は糸井“ダーリン”重里の企画物でしょうか?
春風亭昇太師の『はじめての落語』もオススメしておきますねヽ(^o^)丿

(中央線…'70年代フラワームーブメントの匂いが未だ残ってる沿線の雰囲気好きですが…なにしろヨク止まりますからねぇ。通勤に使うにはドキドキもんです。
そういえば『電話線』て楽曲もありましたね、あっこチャン(^-^)
by スゥ。 (2006-03-24 12:58) 

miyuco

>スゥ。さん
今回は糸井さんは絡んでないと思います。
『自転車でおいで』の作詞者としてクレジットされているだけなので。
“ちょっぴり笑ったけど それが何になるのさ”
『ごはんができたよ』こんな言葉がグサッと心に飛び込んできます。
中央線、一時は信じられないほど飛び込み自殺が続きましたね。
あれはなんだったんでしょう…
(タイガー&ドラゴンの再放送、楽しんでおります♡泣いたり笑ったり。
今日は「猫の皿」でした。やっぱりいいわ~このドラマ、大好き♪)
by miyuco (2006-03-24 17:36) 

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