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『吾輩は主婦である』 [TV]

おもしろかった~ 
先週、第40話で終わってしまった『吾輩は主婦である』
本当に楽しませていただきました。
クドカンありがとう!
「吾輩」に会えなくなってさびしいです

路地をはさんで小さい店がならぶ、早稲田の商店街。
古本屋を営むちよこの家の茶の間には、
毎日いろいろな人が集まってくる。
お茶を飲みながら、にぎやかに
近所のうわさ話や世間話に花が咲く。
大きなちゃぶ台。狭くて急な階段のある古い日本家屋。
ノスタルジックなホームドラマみたいでした。
そういった雰囲気も、とても好きだった。

わがままで気難しい「吾輩」が大好き。
きっぱりと正論を言うのが小気味良い。
「馬鹿者!」だとか「たわけ!」だとか、
よく怒ってました。



斉藤由貴のあのお顔で演じる
偉そうな態度の「吾輩」がさいこー!
「今帰ったぞ。メシはまだか」
こんなセリフが様になっていておかしい。
史上最強のコメディエンヌぶりを発揮してました。
表情が豊かですね。
アイドル時代から彼女には、妙にかたくなでガンコで
そのくせとぼけたような、
ユーモラスな雰囲気がありました。
そんな気質が「吾輩」に出ている気がする。
(映画『トットチャンネル』で黒柳徹子を
コミカルに演じていて、とても魅力的でした)

クドカンは斉藤由貴の大ファンだったそうです。
それを聞くと納得します。
彼女の魅力を最大限引き出して見事です。

そういえば、『木更津キャッツアイ』では、
かつてファンだった薬師丸ひろ子を
今までとは違うイメージ(根暗な女性教師)で登場させてました。
あれもよかったな。
その後の彼女の役どころを拡げさせたのは
このドラマだったと思います。

泣き女、ちよこを演じた竹下景子にはびっくり。
こういった芝居はあまり縁がなかったはずなのに
無理なく楽しそうに演じてましたね。
にぎやかなのに品がありました。

赤パジャマ、たかしくん。郵便ボーイ。
いつもなら場をさらっていくミッチーが
そんなに目立たなかった。
でも、一歩下がっているところがまた良かったです。
お父さん役をやってもステキ。

「お前たちは、“HOME MADE 家族”どまりだろ
クイーンを聴きなさい」とまゆみちゃんに言って、
ボヘミアン・ラプソディーをナルシスティックに歌ってましたね。
この暴走っぷりが好き。
人間ドッグに行くことを誰もが聞き流していて
行方不明扱いされていたのはかわいそうでした。
この話はおもしろかったな。

まゆみとじゅん、二人とも可愛かった。
仲が良さそうでした。
初対面では吾輩に「バカ面」なんて言われていたじゅんだけど、
子供らしくて本当に可愛い。

なまはげ、やすこ。
ラストシーンは、やすこで締めました。
泣いたり笑ったりすごいキャラだった。大好きだよ。
コンパスの芯で腕に彫られた文字、「命ひろし」
そこに根性焼き3つつけられて、
「命びろい」に変わってしまったのには、爆笑。

浅野の芥川賞受賞作の題名「キャミソール」にも笑っちゃった。
最後のほうは妙にベタベタしていた小松と浅野。
浅野を演じた高橋一生は
『耳をすませば』の聖司の声の方だそうです。
(スゥ。さん情報)
そして『池袋ウエストゲートパーク』の引きこもりの人でもあります。
クドカン本人によく似てますね。

毎回たくさんの小ネタが散りばめられておかしかった。
日本中が泣いたという本を開いて
「文字、デカ!」←同意^^;

最終回、みどりが戻ってきたときに、
「吾輩」ではなくなっている事に気づいて
少しがっかりした顔の家族やまわりの人たち。
私も同じ気持ちでした。
さびしかったな。

いつかまた、吾輩に戻ってきてほしい。
あのえらそーな口調を聞きたい。
甘い物を食べてこの上なく幸せそうなお顔をまた見たいです。
「うまっ!」

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タグ:クドカン
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コメント 4

miron

『我輩』終わってしまい、なんか毎日の生活に穴が開いたようです。。
この記事を読んで、懐かしく思い出しました。(といってもまだ一週間ですが。)
高橋一生君は、『耳をすませば』の聖司の声だったんですね。興味を持って調べたら、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』では、クドカンが演じた役の少年時代を担当したそうです。(字の大きい本も映画もドラマも見ていませんが。)
by miron (2006-07-22 11:35) 

miyuco

>mironさん
さびしいです(v_v。)
この喪失感のようなものは何なんでしょうか。
同じ気持ちの方がいらっしゃるととても嬉しい。
あの映画にクドカン出てたんですね。
観たのに、全然記憶にないです^^;でもよく似てますよね。
nice!とコメントありがとうございました♪
by miyuco (2006-07-22 17:39) 

スゥ。

毎日録画して御夕飯の友でした(^-^*)/

観ている間中「なんて好い夫なんだ!なんて好い姑なんだ!!」と感嘆しきり。あんな夫と姑ばかりなら世間の嫁たちはどれほど幸せでしょう。

斉藤由貴、竹下景子のコメディエンヌっぷりは、さすがプロ!
というよりは本人達が楽しんで演っているようにしか見えませんでした(←と思わせるところが、つまりプロなんでしょうね(o^_^o)

正統派の2人がアノはじけ具合なので、池津祥子は更にソノ上を行かねばならないワケで…(-。-;)
斉藤・竹下両名がこのドラマで芸幅を広げたと言うなら、彼女にとっては正に出世作となるでしょう。
この番組が開始してからWikipediaに池津祥子の項目ができたことからも認知度UPは確か。
EDが解消して若奥様風やすこになった時のような役で他のドラマに出ても面白そうです。
(高橋一生情報もWikiからでしたが『池袋ウエストゲートパーク』見てたのに引きこもり役とは気づきませんでした  ̄◇ ̄;)

あの破天荒で魅力的な吾輩を、みどりちゃんにも直接会わせてあげたかったな(^-^)
by スゥ。 (2006-07-22 23:06) 

miyuco

>スゥ。さん
やすこさんは『IWGP』でキングの彼女(金髪の派手な女)を
演じていた方のようです。ウチの妹が気づいて、教えてくれました。
(よくわかったな~)ひきこもりの高橋一生くんもそうですが
言われればそうだとわかります。でも、普通は見たことある人だけど
誰だっけと思うくらいで終わってしまう事が多いですよね^^;

あ~『吾輩』楽しかったな。
YouTubeに全回アップされていたので、見逃した回を見たりして
楽しんでいたのに、突如、削除されてしまいました…(仕方ないけど)
それで、もっと寂しくなってしまったわけです゚・。.(><*).。・゚ 
by miyuco (2006-07-23 09:21) 

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