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Simon & Garfunkel [洋楽]

初めてレコードを買ったのは中学生の時。
『サイモン&ガーファンクル・グレイテスト・ヒッツ』だったと思う。
(もしかすると荒井由実『COBALT HOUR』だったかも)

サイモン&ガーファンクル・グレイテスト・ヒッツ

サイモン&ガーファンクル・グレイテスト・ヒッツ

  • アーティスト: サイモン&ガーファンクル
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: CD

このジャケットでした。
懐かしい、今でも持っています。 
当時すでに解散していましたが、
ラジオではよく曲が流れていました。

中学生になって英語というものを学ぶようになり、
同時にラジオを手に入れ
洋楽が耳に残るようになりました。

授業で習った「韻を踏む」ということが
S&Gでは当然のことのように成り立っていてびっくり。
訳詞を読んで、その物語性に感動でした。

Sail on Silver girl, sail on by
Your time has come to shine

『明日に架ける橋』
中学生でも聞き取れるこの部分。
平易な単語を並べているだけなのに
無限に広がるイメージ。
シンプルな表現に心惹かれました。
英語が好きになったのは、
ポール・サイモンのおかげなのでございます。

『明日に架ける橋』の好きランクは実は低い方でして、
本当に大好きと言えるのは
『スカボロー・フェア』
『ボクサー』
『四月になれば彼女は』

『スカボローフェア/詠唱(Scarborough Fair/Canticle)』
イングランドの民謡をアレンジした曲を
美しく歌い上げるアート・ガーファンクル。
そこにポール・サイモンの書いた歌詞が重なっていきます。
幻想的です。

大島弓子さんの作品に効果的にこの詩が使われています。
さて、何でしょうか?
「とっくの昔に わすれた理由で殺せと」

Parsley, sage, rosemary & thyme
パセリ、セージ、ローズマリー&タイム

TVで香辛料の話を見ていた時に、この部分を歌ったら
えっ、それってそういう意味だったのとビックリするオットくん。
ずっと何だかわかんなかったそうです。
それでよくS&Gの大ファンだなんて言えるよね
と、また私にいじめられるのでありました。

『ボクサー(The Boxer)』

I am just a poor boy
Though my story's seldom told,
I have squandered my resistance
For a pocketful of mumbles, such are promises
All lies and jest
Still, a man hears what he wants to hear
And disregards the rest

結局ひとは都合のいいことばかり聞いて
あとは無視するものだから

ボクサーをモチーフにニューヨークに働きに出た
貧しい少年の物語が語られていきます。
But the fighter still remains

1982年のセントラル・パーク・コンサート、
ライブアルバムの『ボクサー』は歌詞が追加されていました。

Now the years are rolling by me,
They are rocking evenly.
I am older than I once was,
Younger than I'll be,
That's not unusual.
No, it isn't strange,
After changes upon changes,
We are more or less the same.
After changes we are more or less the same.

変化に変化をかさねても 僕たちは変わらない

解散から10年たって再結成したコンサートでのサービスなのかな。

☆追記☆
コメント欄で当初から存在していた歌詞だと
教えていただきました。ありがとうございます。
 

『四月になれば彼女は(April Come She Will)』

April come she will
When streams are ripe and swelled with rain;
May, she will stay,
Resting in my arms again

June, she´ll change her tune,
In restless walks she´ll prowl the night;
July, she will fly
And give no warning to her flight.

August, die she must,
The autumn winds blow chilly and cold;
September I´ll remember.
A love once new has now grown old.

出会いと別れの物語。
これだけの言葉なのに表現されるものはとても大きい。

2003~2004年にかけて行なわれた
20年ぶりの復活ツアーの
ハイライトを収めたライブアルバム
『Old Friends Live On Stage』

DVDで『明日に架ける橋』のラストを
オリジナル同様に唄い上げるアート・ガーファンクル。
感動でした。
会場の観客もDVDを見ている私と同じように
ハラハラしながら聴いていたのでしょうね。
すごい歓声。本人も満面の笑みでした。

アルフィーの坂崎さんが、
今のサイモンとガーファンクルなら
今のオレ達のコピーの方が絶対うまいと思うと
ラジオで言っていたそうですが、
このアルバムを聴いて、翌週あやまっていたそうです。
やっぱり今でもすごかったと。

アルフィーのコピーは絶品ですけれどね。

Old Friends Live On Stage (Deluxe Edition) (2 CD/1 DVD)

Old Friends Live On Stage (Deluxe Edition) (2 CD/1 DVD)

  • アーティスト: Simon & Garfunkel
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2004/12/07
  • メディア: CD

 洋楽ロックって言葉のバリエーションが豊かでおもしろい。
『Dani California』
この曲に「司祭」という言葉を組み合わせるんですね、レッチリは。

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コメント 8

びっけ

こんにちは。
サイモン&ガーファンクル・・・名曲が多いですね。
『スカボロー・フェア』・・・主旋律は平和なのどかなイメージの詩なのに、カウンターパートは反戦歌。歌詞を見ながら聴いて、びっくりした記憶があります。
「パセリ、セージ、ローズマリーとタイム」
大島弓子『まだ宵のくち』ですよね、紅茶タバコの・・・。
by びっけ (2006-11-13 20:13) 

miyuco

ぴっけさん、大島さんの作品をわかってくれて嬉しいです[ラブラブハート]
(かんたんすぎた?)
ぴっけさんか、スゥ。さんか、sknysさんが正解を出してくれたらうれしいなと
思っていました[ぴかぴか]現実世界ではこの問いに答えてくれる人に出会うのはまずムリなのに、ネット上では巡り会えるんですよね。楽しいことです[晴れ]
いじめ自殺に関連して「バナナブレッドのプディングの最後の2ページを読むように」と書いてあるブログをみつけ、深く共感いたしました。
この素晴らしいエンディングの意味が通じたらいいのに…
『まだ宵のくち』紅茶タバコが印象的でしたよね。
ゲンダイコクゴさんと名付けるところとか。大好きでした。
nice!とコメントありがとうございました♪
by miyuco (2006-11-14 10:59) 

おきざりスゥ。

出遅れてしまいました[汗汗]
しかも『ローズティー・セレモニー』かな?と思ってしまいました[ショック!]
スゥ。がブログクルーザーの〈関心あるキーワード〉記入に二の足を踏んでるのはソノ辺が理由[しょぼ~ん]なんか書いても折角来て下さった方と実のある会話が成り立たないよーな気がして[汗]

弓子サンでしくじったので方向を変えて…
『ボクサー(The Boxer)』を聞くと思い出すのは吉田秋生の『カリフォルニア物語』ヒースとサムと向日葵の挿話。

(それがアリスの手に掛かるとアレだものねぇ[ぴゅ~]
演歌が皆キライなわけじゃないけど…『チャンピオン』ねぇ…[傷心ハート]
パクるにしてもモウ少しなんとか、ねぇ[!?])

『サイモン&ガーファンクル・グレイテスト・ヒッツ』
スゥ。は私有していませんでしたが高校の放送室にあったものをカセットテープに落として聴いていました[耳]
ちなみにスゥ。が自分で初めて買ったレコードはQueenのアルバム『Sheer Heart Attack』でした[ラブハート]
by おきざりスゥ。 (2006-11-14 22:14) 

sknys

miyucoさん、こんにちは。
「ドラコニア占い」に続いて、出遅れてしまった^^;
〈Scarborough Fair〉の歌詞はマザー・グースの引用ですね。
学生時代、7フレ・カポで良く弾いていました。

録音に100時間以上かかったと言われる〈The Boxer〉は名曲!
‥‥この曲と〈Hey Jude〉が好敵手で、
〈明日に架ける橋〉と〈Let It Be〉が最悪ペア。
ポール・サイモンは生ギターの達人です。
フェイドアウトしそうでしない〈The Boxer〉の長エンディングは美しい。

セントラル・パーク・コンサートでS&Gが〈Feelin' Groovy〉を歌った時に
観客が笑いざわめいたでしょう?
‥‥字幕や日本語訳詞では何のことか分かりませんが、
マリファナ・トリップの曲なんですね。

レッチリの生ライヴ(Mステ)は凄かった!
‥‥山(ピ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!)さんみたいに、
口パク+カラオケじゃなかったからね^^
by sknys (2006-11-15 12:48) 

miyuco

>スゥ。さん
「The Boxer」を口ずさみ、「サイモン&ガーファンクルか」
「まったくすごい曲 作るもんだな」とヒースがつぶやきます。
『カリフォルニア物語』のことも書きたかったので
スゥ。さんのコメントが嬉しかったです[ぴかぴか]
とても印象的でしたよね。

アリスには…情けないというか恥ずかしいというか、もともと好きじゃなかったけど、この曲で大嫌いになりました[ぴゅ~]

『Sheer Heart Attack』では「NOW I'M HERE 」が大好き[ラブラブハート]
nice!とコメントありがとうございました♪
by miyuco (2006-11-15 18:06) 

miyuco

>sknysさん
『明日に架ける橋』の「清く正しく美しく」っていう雰囲気が私はちょっと苦手。
あの盛り上がり方が恥ずかしかったりします^^;
マリファナ・トリップと言えばジェファーソン・エアプレイン『ホワイト・ラビット』が
頭に浮かびます。シャーマンみたいな曲だなと思ってました。
(プラトーンは見てません)
sknysさん、Mステなんか見るの~?意外…
レッチリ、よかったですよね[ラブラブハート]
FUJI ROCK のレッチリも凄くて、ようつべで楽しんでます。
Dani California
http://www.youtube.com/watch?v=K5EysstDGLc
Give It Away
http://www.youtube.com/watch?v=yxc-x9cTESU
コメントありがとうございました♪
by miyuco (2006-11-15 18:30) 

ジョナ

はじめまして。
”The Boxer”の歌詞の追加のことが書かれていました。
セントラルパークのフリーコンサートでの歌ですよね。
私も最初は、ここではじめて追加された歌詞なんだ、と
思っていたのですが、実は違います。
69年以降のコンサートですでにこの歌詞は
歌われています。
ポール・サイモンのおかげで英語が好きになった、というのはまったく同感です。
ファン暦約35年になりますけど、最近の若い子って
S&Gも知らない子が多くてびっくりしています。
まぁ、それだけ歳を重ねたんでしょうかねぇ。
たのしく、拝見させていただきました。
ありがとうございます。[ニコニコ]
by ジョナ (2007-11-19 13:23) 

miyuco

>ジョナさん
そうなんですか!では私が初めてボクサーを聴いたときには
すでにこの歌詞は存在していたという事ですね。
てっきりポール・サイモンが少し年をとった心情を
書き足したのかと思ってました。勘違いでした^^;
確かに若いひとたちはS&G知らないみたいですね
もったいないなと思います。
コメントありがとうございました♪
by miyuco (2007-11-19 18:17) 

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