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『RURIKO』 林真理子 [読書]

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昭和30年代
スターがスターであった時代
燦めくような青春と愛の交流
超然と自分を生きた女優・浅丘ルリ子の
人生を描いた一大ロマン小説
表紙・秋山庄太郎

 

 

浅丘ルリ子に直接インタビューし資料を参考にしたものを
林真理子が脚色した“小説”

ひねりのない普通に説明的な文章と会話文。
資料を整理して書き上げたレポートみたい。
小説というか女性週刊誌を読んでいる気分。
ゴシップ誌に載っている女優の華麗なる恋愛遍歴を
読んでいるようには楽しめました。
日本映画の青春時代のような日活の雰囲気は
おもしろかったです。
web kadokawaで立ち読みできます。

若き日の恋愛相手として小林旭
あこがれ続けた男性として石原裕次郎
すぐに破綻してしまった結婚相手・石坂浩二
実名で往年の大スターの名前が出てきます。
しかし不倫相手の映画監督の名前ははっきりとは出てこない。
少し調べればわかるように書いてありますが
それなりの配慮はされているようです。
きれいに仕上げられています。
TVや映画で見る浅丘ルリ子は好きだけれど
この本にでてくるRURIKOには魅力を感じなかった。

「私ね、いろいろな人に恋をしたの。
何遍も恋をして、何遍もふられてみたかったの。
燃えるような恋をしたかったの。」
10/15朝日新聞夕刊に載っていたこのコメントに感じるような
「浅丘ルリ子」の性質を小説は描ききっていないと思う。

本の感想はここまで。

「三時のあなた」を見ていた小学生の頃から
ワイドショーネタにはくわしいミーハーな人間なので
この本に書いてあることはそれほど目新しくなかったです。

石原裕次郎が慶応病院の屋上で手を振り
回復をアピールしたことがなぜビックニュース扱いされたのか
いまいちピンとこなかった。
やっぱり同世代を生きた人にしかわからないのかな。

裕次郎のことを「本当にすてきだった」と言い
もし自伝的なドラマが企画されたら裕次郎役は
「木村さんがおやりになればいいわ」
な~んてことをスマスマでサラリと言ってのけた^^;

浅丘ルリ子という女優さんを初めて認識したのは
「冬物語」というドラマだったと思う。
悲劇的な物語で憂い顔の浅丘ルリ子がきれいだった。
相手役は原田芳雄でした。
後に映画で原田芳雄を見て大ファンになったのですが
よくよく考えてみるとこのドラマで強い印象が残ったのが
始まりだったのかもしれない。
内容は全く覚えていないのですが雪景色のイメージがあります。

主題歌はフォー・クローバース 「冬物語」
http://jp.youtube.com/watch?v=li4rq-5aLMU
私もご多分にもれずビリーバンバンだと思ってました。

愛のために いつもうつむいて  生きているのか 
春は近い 春は近い 足音が近い

「2丁目3番地」を妹が見ていたと言うので
私も絶対に見ているはずなのに
不思議と見た記憶がないです^^;

 


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コメント 5

BlogPetのジャック

きょうジャックは、映画監督も参考した。
それで子悪魔くんは破綻したの?

by BlogPetのジャック (2008-10-21 13:46) 

miyuco

ジャックくんがコメントしてくれた!
嬉しいです[__ぴかぴか]
これからもすてきなコメントお待ちしてます[__ひらめき]

by miyuco (2008-10-21 18:41) 

こにゃ

おおっ[__!!]

先ほどジャックくんが
「映画の出来はできないまま」と語っていました[__犬]
映画撮っているのか[__!?]
凄い~~[__グッド][__わーい]
by こにゃ (2008-10-22 16:49) 

miyuco

「セリフで読者にされたか!!」
なんて事をさっきは言ってました。
ジャックくんはタカトシを知っているのか?
by miyuco (2008-10-23 15:08) 

村石太マン 愛知県から発信

浅丘ルリコさん きれいですね。世界的 歴史的 美女を 探す会(名前検討中
石原裕次郎 で プログ検索中です。
裕次郎さん レントゲンの取りすぎで 子供が できない体になったという話は 本当かナァ?
今 動画で ザードの 負けないで を 聴いています。
by 村石太マン 愛知県から発信 (2012-12-22 21:32) 

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