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『桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ』 [読書]

東京創元社〈Webミステリーズ!〉で連載していた読書エッセイに
本文への注釈や書誌データなどを盛り込んでまとめた本です。

本当にたくさん本を読んでいてびっくりします。
「朝起きて、コーヒーを飲んでごはんを食べて
仕事をして、夕方一休みしてから出かける」
出先で本を購入し帰ってから読みふける日々。
新宿2丁目のマンションに住んでいるそうです。
徒歩圏内に大型書店がたくさんあって楽しそう
いいな~~~!!!

こんなにおもしろそうな本がまだまだたくさんあるんだなと
紹介されている本を見ていて嬉しくなります。
翻訳ミステリーを読みたいけれど何を読めばいいのか
わからないというもやもや感がここしばらくあったのですが
この本からおもしろそうなのを選べばいいんだわと
ガイドを見つけたような楽しい気持ちになりました。

新たに出る注目の本ばかり追いかけると、
まるで流行りのJ‐POPを消費する若者のような心持ちで
読んでしまう気がして、手が止まる。
こういうことを繰り返したら、作家も読者も聞き分けがよく
似通った、のっぺりした顔になってしまうんじゃないか。

まさに同感でございます。

ディクスン・カーのミステリをこよなく愛している桜庭さん。
中学から高校にかけての私はクリスティやクイーンなど
古典的なミステリーが大好きだったけど
ディクスン・カーはどうも合わなくて読まなかった。
もしかして結果的に宝の山を残しておいた事になるのかな^^
これから読んでみよう。

骨身を削って原稿を書いている様子も窺えます。
こんなふうにして「私の男」を書き続けたのね。

桜庭さんのように集中して本を読めたらいいなと
羨ましく思うけれどやっぱり性質的に私にはムリ^^;
息子たちが帰ってくれば無駄話しちゃうし
わんこをかまいたくなるし、ついネットで遊んだり
そして何より悲しいことに半世紀近く生きていると
目の衰えが進み長時間の読書がつらくなるのでした【T__T】

ただいま二段組み500ページ強の本を読み始めました。
ゆっくりと本の世界に入っていくところ。
「スリーピング・ドール」ジェフリー・ディーヴァー
ディーヴァーの新刊が出るとすぐに
図書館にリクエストするのですがいつも2番目。
貸し出し数がそれほど多くない地域なので
1番目は常に同じ人かもしれない。
だとしたらその人は他にどんな本を読んでいるのか
気になります^^

桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。

桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。

  • 作者: 桜庭 一樹
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本


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コメント 2

BlogPetのジャック

ジャックは、作家注目しなかった?

by BlogPetのジャック (2008-11-11 14:31) 

miyuco

注目すべきでしょう、常識的に考えて…

by miyuco (2008-11-14 16:07) 

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