崖の上のポニョ

映画館で観たときは途中で寝てしまったので＾＾；
ＴＶで放送されたのは最後まできちんと観ました。

魚のポニョの豊かな表情とか
波の上を走るポニョの躍動感とかわいらしさ
相変わらず胸をギュッとつかまれる魅力的な場面が
たくさんありました。

ラーメンのできあがりを前にわくわく
子どもってあんな顔するよね＾＾

崖の上の家が内部にいたるまで
フリーハンドで描かれていて絵本のようだった。
温かみのある線は大好きです。

いかにもポニョらしいラストシーンがいいですね。
潔いエンドロールも好感が持てます。

でも…
いまいち乗りきれない。
裏設定の考察をチラッと読んだけど
そこまで深読みさせるには
映画にもっと糸口となるものがあるべきでは。

舟の上の赤ちゃんを抱いたご婦人が
大正時代の人という設定だと急に言われても…
観ただけじゃあわかんないってば。

「この灯りがいま暗闇にいる人たちの希望なのよ」
と言ってポニョと宗介を置いてリサが出ていく。
「いまはおやすみ、子どもたち」
グランマンマーレがその灯りを
あっさりと消してしまったのでびっくり。
…理解できない

「不思議なことがいっぱい起きてるけど
そのことはあとで考えましょ」
というリサのスタンスは好きなのですが。

〈覚え書き〉
・フジモトの服装がハウルみたいだった。
・千尋が名前を取り上げられて「千」になったように
「ポニョ」と名付けられたときが全ての始まりなのかな。
・「トンネル」も「千と千尋…」と同じモチーフ？

リサとポニョの母が話し込んでいるというセリフがあれば
その理由、内容に何か特別な含みがあるのだろうと思うのが当然。
…ないんだ。それならばセリフは必要ないのでは。
この映画には伏線を回収しないところがある。
思わせぶりでいながら意味するところを明らかにしないでスルー
あるいはたいした意味がないのに過剰に思わせぶりな演出

妙に引っ掛かるのに私の脳細胞では補足できない
すっきりしない映画でした。
子どもは楽しめたのかしら？

巨匠と呼ばれるような監督が晩年に
制約なしに映画をつくると
こういうパターンになることが多いような気がする。
残念だけど…

タグ：ジブリ

コメント 4

こんばんはっ＾＾
同じく解らなかった？！ひとりデス。

「可愛い」「不思議」「色使いは好き」で終わってしまった。
ラスト、ぽかーん。て＾＾；

男の子が主人公なら、もっと冒険冒険してほしかった。
本編始まる前のＳＰの好きキャラ順位、パズーがこんな下？！
悲しかった（笑）
友人の娘っこ（2才。。。もうすぐ3才）は「ポニョこわい」と云って
観なかったそうです。

水滴や光の表情、人物の陰影の少なさはホント好かったのにな。
ちょっとがっくし。。。

by こにゃ (2010-02-10 20:58) 

こにゃさん、こんばんは＾＾
私なんかじゃわからない意味があるのかも
と思ったりするけれど、どうにもならないですわ＾＾；
本当に残念。

パズー人気、私のなかでは上位なのに
世間さまの評価は違うのね（；＿；）
みんな、わかってないね～

nice!とコメントありがとうございました♪
by miyuco (2010-02-12 19:01) 

なんの予備知識もなく、映画館でも見てなくて
あまり興味がなかったのに、旦那が録画していたので
たまたま一緒に見ただけの私ですが、思ったよりジーンときました。

内容はいろんな場面に疑問符が飛んで、それは違うだろ!とか
なんでそうなの?とか、どうしてそうなるの?とか
ホント不思議なお話だったけど純粋に『愛』を感じちゃいました。
こっ恥ずかしいけどね(笑)

子供だからこそ、『好き』って気持ちはすべてを飲みこんでしまうのかなと。

恥ずかしいけど、宗介が「半魚人でもポニョが好き」ってセリフに
素直に感動してしまいました。
by 綺華 (2010-02-13 12:19) 

>綺華さん
「ポニョ、そうすけ、すき！」
好きという気持ちが強くはたらき、世界を動かしていく
というのが芯になるストーリーで
それがぶれないところは大好きです＾＾
いろいろと思わせぶりに詰め込まないで
シンプルに作ってくれたほうがよかったのにな。

先入観なしに映画を観ようと思ったのに
途中で寝ちゃったことが
痛恨のミスだったのかもしれないです（；＿；）

nice!とコメントありがとうございました♪
by miyuco (2010-02-14 18:27)