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心から敬愛するルドルフ・シュミット氏 〔笑う大天使(ミカエル)〕 [コミック]

「川原泉いいよな
何度読み返してもスケートと野球と話せる熊に泣かされてしまう」

という書き込みを、とあるところで読んだ。
そうそう、ああ、よくわかる!
心から同感する意見でございます。

スケートとは「銀のロマンティック…わはは」
野球とは「甲子園の空に笑え!」だと思う。
話せる熊とは「笑う大天使(ミカエル)」に収録されている
「オペラ座の怪人」

【ルドルフ・シュミット】

ともだち ともだち 茶色のこぐま。
おハルさんの大切なテディ・ベアのぬいぐるみ。
幼い頃からこめられたおハルさんの思いにより、
しゃべったり動いたりできるようになる(活動中の身長は1メートル)。 
そしておハルさんの死とともに・・・

今はベルリンのお墓で一緒に眠っている。

漫画家川原泉のファンサイト・愚者の楽園「人名辞典」より

「オペラ座の怪人」
柚子さんは福引きで特賞イングランドへの旅を引き当て
ロレンス先生の「僕ん家」に行くことになる。
そこで心優しいテノール歌手
ラインハルト・フォン・ベルンシュタイン(通称おハルさん)
とクマのぬいぐるみ・ルドルフに出会う。
史緒、和音も合流し楽しい冬休みを過ごします。
しかし、おハルさんの心臓は弱っていた…

小さい頃から気弱だったハルに
父が買ってきた[御守り]クマのぬいぐるみ
〈これはおまえを守ってくれる幸運の種〉
ハルは毎日[お守りのクマ]にお祈りする。
宝物のように大切にされたクマは
持ち主の心に反応して魂が宿ります。
ぬいぐるみは自ら意志を持ち、歩き回るまでになりました。
(名前は自分でつけたそうです)

心臓の具合が悪いのにいつも一生懸命
力ふりしぼって歌うおハルさん。
病に倒れたハル君を力づけてほしいと
遠い日本まではるばるやってきたルドルフ
しかし…
あまりにも突然の別れ
そしてルドルフくんも眠ってしまった
ボロボロのぬいぐるみにもどって、
ハル君のあとを追って

心優しいオペラ歌手と
その忠実なクマは
西ベルリンの墓地に
一緒に眠っている…

line_star06.gif

けなげなルドルフ、何度読んでも泣けます。
大好きだよ。

「空色の革命」
「オペラ座の怪人」
「夢だっていいじゃない」
の三編が収録されている
『笑う大天使(ミカエル)』第三巻は特にお気に入りでした。

小さな和音さんに七五三の着物をきせようとする
高校生の俊介さん。
「私と一緒に嫁に行かないか?」と言う和音さん。
こじれた関係の和音のとーちゃんとかーちゃんの和解。
「空色の革命」

「僕より妹の方を大切にしてくれる人でなければ困ります」
チェックの厳しい一臣殿下。
起承転結のはっきりしたドラマが好き
だからおサムライ様の時代劇が好きな史緒さん。
「夢だっていいじゃない」

そして三人のその後が載っています。
予想通りでうれしいです^^

笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)

笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)

  • 作者: 川原 泉
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 1996/09
  • メディア: 文庫

今年の花見に出かけたとき
黒い大きな犬が鎖につながれているそばを
通りかかりました。
「ダミアン…」
同時につぶやくダンナとわたし。
「カレーの王子さま」を読みながら爆笑している妻を見て
本を手にとった瞬間から
ダンナさんまでもが川原泉さんの大ファンになった次第です。


 


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