10月の読書メーター [読書メーター]
2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1687ページ
ナイス数:39ナイス
10月も辻村深月の作品を読んでいました。
ヘビー級の作品を続けて書く作者の才能に
驚嘆した次第でございます。
妥協しない人ですね。
「若さ」と「潔癖さ」をひしひしと感じます。
好みです。
「けれど、いまならわかる。
田んぼで育つ稲のように、
自分たちには、空を目指してどんどん伸びていく本能が
備わっているはずなんだと。」
伸びていく若い人たち。それを見守る大人たち。
助けられる立場にあるけれど
実はなによりも大きなよりどころであるおばあちゃん。
気持ちのいい本でした。
苦労し続けたおかあさんも一緒に暮らせるといいね。
読了日:10月31日 著者:原田マハ
ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)の感想
難しい題材にいどんだ作者に敬意を表します。
罰をえがいた作品には
後味がよくないことがありますが、
この作品はそうではなかった。
ふみちゃんと「ぼく」の傷が痛ましくて
読むのがつらかったけれど、
一歩ふみだすラストにほっとしました。
読了日:10月25日 著者:辻村 深月
ちびねこ絵本 くりまん (白泉社文庫 お 1-20)の感想
ちびねこちゃんにまたお会いできてうれしかった。
ページ数が足りなくて書き足したけれど
長いブランクでなかなか思うように
書けなかったそうです。
たいじょうぶ、ちゃんといつものちびねこでしたよ、先生。
だからこれからも書いてくださいね。
読了日:10月12日 著者:大島弓子
子どもたちは夜と遊ぶ (下)の感想
教室で二人が対峙する場面は凄かった。
辻村さんは感情が臨界点を超えてしまったような描写が
とても上手い。
読んでいるこちらの感情もシンクロして
引き込まれていきます。
「大好きで泣かせたくない存在」にたどり着くまでの
命を賭けた壮絶なラブストーリーでした。
読了日:10月5日 著者:辻村 深月
子どもたちは夜と遊ぶ(上)の感想
待っているのは破滅だけなのに
そうせざるを得ない魂は悲しすぎる。
iとθは再会できるのか?下巻を読みます。
(残虐な描写がちょっと辛かった…)
読了日:10月2日 著者:辻村 深月
読書メーター
miyucoさん、こんばんは。
『子どもたちは夜と遊ぶ』は面白そうだなぁ。
今度読んでみようかな?
『ちびねこ絵本 くりまん』は2011年に出てたんですよね。
『10月の少女たち』(小学館文庫 2012)は初期短編集第2弾。
COMに掲載された表題作(「火の鳥」の穴埋めだった!)は編集長の引き出しに入っていたボツ原稿だったんだって?
(http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20111004/E1317665531884.html)
10月にリブロ池袋に行ったら、
女の子のための、こわ〜い文芸誌「Mei」創刊号が並んでいた。
辻村深月「丘の上」、山岸凉子「猫・ねこ・ネコ」豪華40ページ!‥‥読みたいにゃあ^^;
by sknys (2012-11-11 23:08)
sknysさん、こんばんは。
コメントありがとうございます^^
「くりまん」の本、一年近く気づきませんでした。
何という不覚・・・
辻村深月というペンネームの「辻」は
綾辻行人から取ったそうですよ。
作風は恩田陸と似ているところがあるように思います。
こわ〜い話は苦手だけど「Mei」おもしろそうですね。
by miyuco (2012-11-15 17:52)
えーっ! 私も「くりまん」知りませんでした! 汗っ!
早速、探しに行ってきます。
辻村作品は、少ししか読んでいないのですが、ある作品の登場人物が他の作品にもチラリと出てくるという趣向も面白いなと思います。
『ぼくのメジャースプーン』は、途中でリタイア(あれっ?リタイヤ?)しちゃった作品です。
うさぎちゃんが・・・。(;_;)
by びっけ (2012-11-19 13:36)
わ~い、びっけさんお久しぶりです!
更新がお休みになっていたので
どうしちゃったのかなと思ってました。
(読メが動いていたのは密かにチェックしてたけど^^;)
「くりまん」
キアヌちゃんがおきにいりです♪
のらねこたちもお元気そうでなによりでした。
うさぎちゃんは・・・
わたしも挫折しそうでした。
ただただ辻村深月と秋先生を信じて
がんばって読み通しました。
本当は小さい子が理不尽に傷つけられたり
動物がひどい目にあう話は苦手です・・・
by miyuco (2012-11-20 18:38)