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Simon & Garfunkel [洋楽]

初めてレコードを買ったのは中学生の時。
『サイモン&ガーファンクル・グレイテスト・ヒッツ』だったと思う。
(もしかすると荒井由実『COBALT HOUR』だったかも)

サイモン&ガーファンクル・グレイテスト・ヒッツ

サイモン&ガーファンクル・グレイテスト・ヒッツ

  • アーティスト: サイモン&ガーファンクル
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: CD

このジャケットでした。
懐かしい、今でも持っています。 
当時すでに解散していましたが、
ラジオではよく曲が流れていました。

中学生になって英語というものを学ぶようになり、
同時にラジオを手に入れ
洋楽が耳に残るようになりました。

授業で習った「韻を踏む」ということが
S&Gでは当然のことのように成り立っていてびっくり。
訳詞を読んで、その物語性に感動でした。

Sail on Silver girl, sail on by
Your time has come to shine

『明日に架ける橋』
中学生でも聞き取れるこの部分。
平易な単語を並べているだけなのに
無限に広がるイメージ。
シンプルな表現に心惹かれました。
英語が好きになったのは、
ポール・サイモンのおかげなのでございます。

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『Last Waltz』  [洋楽]

ザ・バンドのラスト・ライブを映画にした作品。
豪華なゲスト・ミュージシャンが参加。
監督はマーティン・スコセッシ。公開は1978年。

ザ・バンドの映画なのに、
印象に残ったのはゲスト・ミュージシャンのほうでした。
この映画を観て、ボブ・ディランに目覚めてしまった十九歳の頃。
彼はものすごい存在感でステージに君臨していました。
武道館ライブが発売になった頃だったので繰り返し聴いていた。
ベスト・ヒットのような選曲のこのレコードが大好きでした。
初心者向けだし。

そして、ニール・ヤング。
唄っている映像を見たのは、これが初めてだった。
ちょっと挙動不審な雰囲気で唄う「Helpless 」が
強烈に印象に残りました。
ジョニ・ミッチェルのコーラス、澄んだ声が美しい。

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彼は死んだのでも 眠ったのでもない [洋楽]

「THE STONES IN THE PARK」

彼は死んだのでも 眠ったのでもない
人生という夢から覚めて
無益な争いを続ける我々を
現実の世界に残した

狂気の中で剣をふるう我々を
無益な現実に残した

我々こそ死者

日々 我々は不安と悲しみに閉ざされ
寒々とした希望に 飲み込まれる

Peace, peace! he is not dead, he doth not sleep,
He hath awaken'd from the dream of life;
'Tis we, who lost in stormy visions, keep
With phantoms an unprofitable strife,
And in mad trance, strike with our spirit's knife
Invulnerable nothings. We decay
Like corpses in a charnel; fear and grief
Convulse us and consume us day by day,
And cold hopes swarm like worms within our living clay.

真実が残り 人は変化し死んでいく
天の光は永遠に輝き 地の影は消え去る
ステンドグラスのように 永遠の光を染める命
死はそれを 粉々に踏みにじる

死ぬがいい

お前が求めるものが そこにあるならば
行くがいい すべてが消え去った所へ   (字幕より)

The One remains, the many change and pass;
Heaven's light forever shines, Earth's shadows fly;
Life, like a dome of many-colour'd glass,
Stains the white radiance of Eternity,
Until Death tramples it to fragments.--Die,
If thou wouldst be with that which thou dost seek!
Follow where all is fled!--

『Adonais』 Percy Bysshe Shelley

   

静かに、静かに!かれは死なぬ、かれは眠ったのではない
彼は生の夢からめざめたのだ
激しい夢想におぼれ、幻影とむなしいたたかいをつづけ
恍惚となり、精神の刃で
不死身の無を打つのはわれら
その私らこそ 死の家のしかばねのごとく
腐敗し、恐怖と悲哀は私らを
日々 悶えさせ、私らを焼きつくし、
つめたい希望は蛆虫どものように私らの肉体のうちに群がる。

「一」は残り、「多」は変化し消滅する。
「天」の光は永遠にかがやき、「地」の影は飛び去る。
「生」は多彩なガラスの円蓋のように
「死」がそれを踏みくだくまで
「永遠」が放射する白光をいろどる───死ぬがよい、
もしおまえが、おまえの求めるものと共にありたいならば!
あらゆるものの飛び去るあとを追え!

                上田和夫訳/シェリー詩集

   

 「THE STONES IN THE PARK」
1969年7月5日、ハイド・パークで行われた、
ブライアン・ジョーンズ追悼のためのフリーコンサート。

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タグ:STONES
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David Bowie 『Ziggy Stardust & The Spiders From Mars 』 [洋楽]

NHK-BS2で『 ジギー・スターダスト』を放送していました。
1973年、デヴィッド・ボウイが「ジギー」を演じる最後のステージ。

美しい 妖艶です。
グラムロックです。

傲岸不遜な若者ぶりがものすごく魅力的。
オーラがまばゆいです。

この後から現在までの
ジェントルマンのボウイとは別の人間ですね。

山本寛斎のコスチュームがよくお似合いです。
出火吐暴威」には笑える。

不思議に響く声ですね。
最初にこの声を聴いたときには
ビジュアルと合わないなと思いました。

高音でブレイクした時の声が大好き。
「サフラジェット・シティ」とか。

グラムロックといえば、マーク・ボラン。
ふたりのツーショット、見つけました。楽しそう!
http://www.youtube.com/watch?v=vfPMu_NevMk

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タグ:David Bowie
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John Lennon 「Watching The Wheels 」 [洋楽]

  ジョン・レノン 没後25年
[ロサンゼルス 7日 ロイター] 
元ビートルズのメンバー、故ジョン・レノンが凶弾に倒れてから
8日でちょうど25年が経つが、
その絶大な人気はいまも衰えていない。

気まぐれなソロ活動や政治活動にもかかわらず、
ファンにとってレノンは、思慮深い作曲家、勇気ある活動家、
優しい父親として神聖化された存在となっている。

40歳という短い年月で生涯を閉じたレノンに対し、
曲作りのパートナーだったポール・マッカートニーは
数年前にナイトの爵位を授与されるなど今なお健在だが、
ファンから聖人の称号を得るのは難しいようだ。

ビートルズの曲の作詞作曲のクレジットは
レノンとマッカートニーとなっているが、
「愛こそはすべて」「平和を我等に」「イマジン」など
永遠のピースソングは、レノンの手によるものと言われている。
1967年の創刊第1号でレノンを表紙にした
ローリング・ストーン誌の編集者ヤン・ウェナー氏は、
ポール対レノンの議論について「争うまでもない」と述べた。



リヴァプールは、ビートルズ関係で
観光地になっている場所以外は、けっこうヤバイ街だ。
ビートルズという、
甘い砂糖菓子のようなグループが生まれたのは、
こんな場所からだったのだ。
いや、こんな悲惨な街で幼児期から青春を過ごしたからこそ、
ジョンにもポールにも、リンゴにもジョージにも、
夢見ることが必要だったのだ。

ミック・ジャガーとキース・リチャーズが育った
ダートフォードの街は、伝記にどう書かれていようとも、
太陽の光に恵まれた明るい街である。
そんな街で生まれたローリング・ストーンズが
滅茶苦茶をやり、
すさんだ港街で生まれたビートルズが
スウィートなラブソングを歌う。
そこには普遍的な、表現というものの
パラドックスが潜んでいるのだ。
 ---------- 山川健一 「ブリティッシュ・ロックへの旅」より



昨日のめざましテレビ「トロと旅する」の音楽が
John Lennon「Beautiful Boy (Darling Boy)」でした。
それで気がついた。
12月8日、ジョン・レノンの命日です。
(日本時間では12月9日)

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