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祝!高橋大輔選手! [日常]

おめでとう!高橋大輔選手!

滑り終わった瞬間の高橋の顔は最高だった。
見ている私は思わず涙でございました。
優雅だった。力強かった。
感動しました。

フリーで演じる曲はフェリーニの映画「道」の
「ジェルソミーナのテーマ」
改めてニーノ・ロータの名曲の素晴らしさを実感。
(ジェルソミーナのまん丸い瞳がオーバーラップしました)
ストーリー性のある豊かな曲にのって
高橋大輔の表現力は冴えわたり見る者を魅了します。
「道化師」をイメージした衣装がとてもよかった。

4回転ジャンプを失敗しても柔らかい表情は崩れず
最後まで力を抜かず、しかし力まず、しなやかで優美でした。
鮮やかで印象に残る演技、すてきでした。
おめでとう!

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金メダルはライサチェック
手足の長い大柄な人のダイナミックな演技は大好き。
4回転ジャンプは跳びませんでした。

SPの後の会見での質問
「勝つためには4回転ジャンプは必要か」

それに答えるプルシェンコの挑発的ともとれる発言
「どんな状況でも4回転は跳ぶ。
4回転ジャンプはフィギュアスケートの未来だと思う。
他の事をするべきだと言う人もいるかもしれないけど、
僕の意見では、4回転を跳ばないのは過去に戻ることだと思う。」

ライサチェック
「スピードスケートでいうなら、
最初の一歩が次の一歩より大事ということはない。
それと同じ。
ジャンプもステップもスピンも同等に重要だ」

高橋
「長野(五輪)のときから4回転を成功させている人が
チャンピオンになっている。
僕自身の求めているパフォーマンスという意味でも
4回転を成功させたいと思っているので、
僕にとっては必要だと思う。」

それぞれ理にかなった意見です。
ダイナミックに跳びながらも優美な滑り
緩急自在なプログラムが目指すべき最高地点でしょう。
「採点」という無粋なものがあり
基準は数値化できないのであれば
自分の信じるように滑ることしか正解はない。
信念に基づいて4回転に挑戦し、
失敗しても崩れなかった高橋選手
きっと悔いは残らなかったでしょうね。
もちろん、ジャンプが成功すればもっとよかったけど。

「採点システムは変更されるべきだ。
五輪王者が4回転ジャンプの跳び方を知らないならば
男子シングルではなくアイスダンスに名前を変えなければならない」
と不満をぶちまけたプルシェンコさん。
…ちょっと見苦しいのでは
冒頭の4回転は無難にこなしたけれど
その後はどこか迫力にかけた演技でした。
「ジャンプコンテストなら10秒で競えばいい。
でもフィギュアのフリーは、曲が流れる4分半で何を見せるかなんだ」
というライサチェクの言葉のほうが納得できます。

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織田信成選手はせつなかった。
道化師を演じるはずが
本物の道化師になってしまったような…
靴ひも、違う対処の仕方は考えられなかったのかな。
中断後も目立ったミスがなく七位と健闘しました。
会場の温かい拍手が素晴らしかった。
ライサチェックの次という順番も不運でしたね。

小塚選手の4回転、きれいだった。
八位入賞、おめでとう!

*
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ジョニー・ウィアー
なんなの、あのくるんくるんとしたまつげ。
なんなの、薔薇の花冠?!
(日本のファンからのプレゼントだそうです)
遊びで頭にのせたコーチが少しして取ろうとしたのに
自らまたそれをかぶり直すサービス精神(笑)
しかもお似合い!

シンプルでしなやかでミスのない演技。
高橋のメダルは無理かなと思った人も多かったのでは。

ジュベールの4回転ジャンプを特集したNHKの番組を見て
オリンピックでのジャンプを楽しみにしていたのですが
残念な結果になってしまいました(;_;)

女子フィギュアの選手たちがバンクーバーに
集まってきたようです。
またまた心臓に悪いよと思いながら見てしまうでしょう。
持てる力を最大限に出せるといいですね。

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国母選手のおかげ(?)で「ハーフパイプ」という競技を
はじめて見ました。もちろん応援してた。
ウインタースポーツは命がけだなちょっと怖かったです。
ショーン・ホワイトの神業演技に圧倒されました。

お騒がせの国母選手
何十年か後にこの時の自分をふと思い出したとき
髪をかきむしりながらジタバタして
恥ずかしさに身もだえする姿を想像するとおかしい^^
それほど悪いヤツに見えないな。

ウチの長男と同い年。
日本の21歳は就職活動に四苦八苦していて
大人たちに向かって無礼なことなんか
理不尽だと思っても安易に言えない状況なんだよ。

スノーボーダーにリクルートカットしろとは言わないけどさ。


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年末年始テレビの日々 [日常]

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします^^

お正月恒例の実家巡り。
東京のはじっこから都内を横断して
夢と魔法の国の近くまで移動。
次の日は1時間かけて私の実家へ。
みんな元気でよかった。
でも、疲れ果てたのでありました。
どうぞ軟弱者とお呼び下さい…

年末年始のテレビを見ていて
この一年でずいぶん嵐のファンになったと
思っていたけれどやっぱりSMAPのほうが
好きなのだと実感した次第でございます。
…新年早々のエントリーが
やっぱりSMAPファンでした宣言でいいのか…

スマスマ生放送SP
インフルエンザでダウンした慎吾くんがいない4人
めったに見られない空気感のスマスマでした。
後輩のKAT-TUN相手にいままで蓄積してきた
バラエティでのノウハウを思いっきり発揮するSMAPさんたち。
さすがです。楽しかった!
カツンもがんばれ。
この共演はKAT-TUNへのエールみたいに見えた。

ドッジボールでバテ気味な中居さんを
さりげなくいたわるキムタクさん。
あくまでもさりげなくなのが彼らしい。
風船リレー「SMAPの魅力」を言っていく場面で
「馴れ合いがない!」と言ったのは木村拓哉。
木村・中居の間にある緊張感がとけない限り
SMAPに馴れ合いは生まれないでしょう。
その緊張感はもしかすると
キムタクが意図的にやっているのかもしれないし
自然とそうなってしまったのかもしれない。
木村が出ると中居が一歩引き
中居が出ると木村が引き
いざとなると結託する二人のあうんの呼吸は
見ていて心地よいです。
ときどきハラハラするけどね。

「慎吾がいないとただの空回り野郎みたいになっちゃうから」
と言っていた草彅くん。
確かにそうなってしまいました^^
でもがんばっているのはわかったよ。

中居くんはお疲れ気味でした。
さんま&SMAPの生放送、紅白の司会
新年早々のスマスマ生放送
気を抜けない番組ばかり。
スマスマの冒頭では大人数の女子を相手に
さすがの仕切りを見せてくれたけど、
心からお疲れさまですと言いたくなりましたわ。

1月10日(日)「SMAPがんばりますっ!!」
今回は中居くんもがんばるらしいです。
楽しみ^^

*
*
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「アメトーーク!ゴールデンSP」
プロレス好きな芸人たちが語りつくす
「俺たちのゴールデンプロレス」
かつて金曜日夜8時はプロレスの時間だった。
父親が格闘技好きだったので
小学生の頃は私も一緒に見ていた。
リングと観客が生み出すあの独特の熱気が
過去の映像を見ると鮮やかによみがえる。
ZERO1大谷晋二郎選手の熱い語りに
ジーンとなったのでした。 

スペシャルではない通常放送の「アメトーーク!」
「町工場芸人」
こういうのをやっちゃうところがいいなあ。
町工場で働いていた父親の
作業着にしみついた油の匂いがなつかしい。
我が家の向かいは町工場。
家族ぐるみでおつきあいがあるので
つらい現状はよく知っている。
こういうかたちのさりげないエールは素敵です。

「がんばろう町工ーーー場」
というシールをつくったそうです。
ロッカーに、ヘルメットに、愛用工具に貼って、
日々の作業をがんばってください。
とHPに書いてありました。

私たちが生活できたのは
町工場で父が働いていたおかげだし、
父の年金が入ってくるのも町工場のおかげです。
がんばってほしいです。


タグ:SMAP
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独演会 [日常]

先日、市民会館での催しに行って来ました。
「立川志らく・独演会」
ダンナさんがチケットを買っていたことを
直前まで知らず、体調も悪かったため
どのような落語家さんなのか調べもせずに
白紙の状態で出かけました。
生の落語を聞くのは初めてです。
以下、シロートの覚え書き。

「源平盛衰記」
テンポがよすぎてスピードにのまれているようで
ときどき、ごにょごにょって感じになり
ただでさえ聞き慣れない言葉が多いのに
途中しばし脱線して映画の話になったり
さまざまなネタが入り込んでくるので乱雑な印象。
共産党ネタは談志ゆずり?必要ないのでは…
今の時代では浮いてしまうような気がする。
この方は私の好みではないかも…と思っていたのですが
次の噺で杞憂に終わりました。

「らくだ」
長屋の人々の暮らしぶりがうかがえる噺は大好きです。
「らくだ」というのはあだ名。「らくだ」という人物は
初っ端から死人として登場するという衝撃の展開^^
兄弟分の半次が訪ねてきて死んでいるらくだを見つける。
どうもふぐにあたって死んだらしい。
弔いをしてやりたいが金がない。
そこで通りかかった屑屋をつかまえて月番のもとへ行かせる。
香典を集めてくるようにいいつける。
(屑屋を威嚇する仕草が、いいアクセントになってました)
大家から通夜振る舞いの酒と煮染めを、
八百屋からは漬け物樽を調達(強奪?)する。
切り札は死人に踊らせる「かんかんのう」(‐^▽^‐)

らくだがどれほど乱暴者か会話から伝わってくる。
「らくだが死んだ?こりゃ、めでたい」
長屋の連中はこっそり集まって嬉しそうに踊るのである。
大家は「そりゃ、たすかった」と大喜びする。
このブラック感がいいですね。好き。

半次に酒をすすめられて屑屋は盃を重ねる。
すると…

屑屋が酒を飲む場面は本当においしそうだった。
飲むほどに様子が変わっていくのが
とてもよく描写されていてわかりやすかった。
そしておかしかった。
逆転劇が鮮やかでした。

緩急自在の力強い落語。
約30分間、一瞬もダレない。
おもしろかったです!

この独演会の数日前にC.C.Lemonホールで
ZAZAN BOYSのライブに参加したそうで
そのときも「らくだ」を演じ
若い観客相手にどうなるかと思っていたら
すごくいい反応で笑いの渦が巻き起こり
とてもうれしかったという話をしていました。
この噺ならそうなるだろうと納得です。

市民会館の観客はほとんどが高齢者で
若い人はちらほら見かける程度。
ギャップが激しかったと思いますが(笑)
みなさんとても楽しそうでよく笑ってました。

私もたんと笑わせていただきました^^

応援団としてなべおさみ氏が舞台に上がって
志らく師匠を猛プッシュしていた。
…話が長かった…
こういう方はステージに立つと
自分が主役のように思いこんでしまうのかな。
逆効果にならないようにほどほどにお願いします。

志らく師匠はZAZAN BOYSの後に
こんな風に書いています。

私の落語が凄いとかそういうことではなく、
ロックのコンサートだから、若い子だらけだから、
落語なんか判るはずが無いから、と己で妥協したり、
客を見下したり、無理矢理笑わせようとせず、
ありのままの生き様を見せてやろうと思って落語をやったのが、
きっとよかったのだと思います。
落語を知らない若い子用にギャグを丁寧に押したり、
難しい言葉を割愛したり、演技を臭くしたりしたら、
きっとそれはロックではないとすぐに見抜かれて、
拒否されていたでしょう。

 


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日食 [日常]

東京では9時55分33秒から食が始まり、
食の最大は11時12分58秒、
約7割欠けた太陽を見ることができ、
12時20分30秒に食が終わる。

あいにくの天気で残念でした。
たまたま雲が切れているときに見ることができて
デジカメで撮影に成功した連れ合いはご満悦^^
11時45分頃だそうです。

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こんな風に見えるんですね。
私が住んでいる東京では
部分日食により太陽が欠ける割合は、約75%
これよりもっともっと細くなっていたのね。

その頃私はNHKで硫黄島の実況中継を見てました。
皆既日食が始まったとたんスッと景色が暗くなり
水平線の近くだけは360度夕焼けのように明るい。
きれいだった。
そして黒い太陽に光が射し「ダイヤモンドリング」が登場
その瞬間にパーッと空と地上が明るくなりました。
太陽って偉大だなと改めて感じました。

コロナとプロミネンスがはっきりと見えた。

普段は太陽の光で見えないけれど
昼間の空には星があるのだと再認識


貴重な映像をyoutubeにアップしてくれるNHK、グッジョブ!


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極私的おとめちっく(笑) [日常]

 甃(いし)のうへ 三好達治

あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音(あしおと)空にながれ
をりふしに瞳をあげて
翳りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ


廂々(ひさしひさし)に
風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ

「測量船」(昭和5)所収

次男の部屋から高校時代の教科書を撤去。
国語の資料集をパラパラと見ていたら
この詩が載っていた。

私が高一のときの現国の授業で暗誦させられました。
大好きな詩です。懐かしい。

一行目にある「花びらながれ」が
二行目でくり返され
二行目にある「をみなご」が
三行目でくり返される
華やかな前半のイメージが
静謐へと転じ、翳りをおびて終わる
光と影のコントラストの鮮やかさ。


でも懐かしいと思うのには別の理由もあります。
はるかはるか昔、15歳の頃の
「おとめちっく☆ラブロマン」的な思い出です。
(「りぼん」読んでました^^)

以下、気恥ずかしい思い出話でございます。
お時間の許す方だけどうぞ。
なんでこんなの書こうと思ったのか
自分でもよくわかんないけど…
情緒不安定の五月病の一種のなせるわざなのか

 

 

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